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連合組が向かってから数分後。
「すいませんね……やっぱ、少し話聞かせてもらっていいですか？」
オーバーホールの目が
「あの時の…」
少女も共にふりかえる。
そこには、金髪のヒーローが肩で息をしていた。
(恐らく学生。顔を見たことがない。そして若い。こんなに若ければ、きっと……)
少し、疑ってしまった。
少女は反省し、壊理を抱きしめる。
ヒーローに表情だけ見えるように。
「すぐ来れるような道じゃなかったハズだが…」
「近道したんで…その子、保護しに来ました。あと、その子を抱いてる子も」
少女は気付いた。
多分、予定では、壊理だけを保護する手はずなんだろう。
だが、少女を見て分かったんだろう。
なら、この事を言う意味も分かる。
「事情がわかったらヒーロー面か“学生”さん。あの時、見て見ぬ振りをしていたよな。お前に保護されるなんてこの子達は望んじゃいない。この子達にとって、お前はヒーローじゃない」
オーバーホールはため息をつき、少女に目もくれず、話しかける。
「……発言を許す。二分以内で話せ」
『…私は確かに、保護されるべき対象かもしれない。でも、私はそんなこと、望んじゃいない。私は、オーバーホール…彼の邪魔をする奴は許さない…たとえ、兄だとしても……』
声を出したのが久しぶりなせいか、喉が枯れて、うまく声が出せない。
でも、話をした。
その事だけで、少女は満足だった。
「話は終わりか。だ、そうだ。ヒーローは、生きる人、全員のヒーローじゃない」
「…だから来た」
「伝わらないな。分かりやすく言ってやる」
オーバーホールと少女達は歩き出す。
このヒーローも、鉄砲玉がいるから、もうついてこないだろう。
ヒーローはついてこようとする。
でも、平衡感覚がないのか、ふらついている。
「死ぬって事だよ」
そのまま冷静に歩き出した。
少女も。恐怖など、とうの昔に捨てた感情だった。
この中で恐怖を持っているのは、壊理だけだった。
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引きこもり隊 - 最後「幸せに笑ってろおおぉぉぉ！！！！」って思った。神すぎる。天才。 (2022年8月23日 20時) (
レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え？？？神ですか？あ、神ですね！( ´∀`)ﾊﾊﾊ好きです（唐突な愛の告白←） (2020年11月30日 17時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！ (2020年9月13日 7時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 読んでて面白くて、更新されるたびにとても嬉しくなります！更新頑張ってください！ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 935a46d4ab (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 読んでて凄く面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月24日 19時) (レス) id: 07869dbeb9 (このIDを非表示/違反報告)
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