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コツコツと、固い地面を歩く足音が３つ。
コンクリートでできた地下をゆっくりと進む。
３人が歩いていた。
１つはペストマスクをつけた男。
１つはフードをかぶり、ペストマスクをつけた男。
１つは……幼い少女を抱いた、少女。
少女は二人の後を足早についていっていた。
幼い少女は怯えきっていて、少女の服をぎゅっと握っていた。
(きっと……このまま、私たちが勝つ。いつまで待っても、来ないもの。そしておとりで引き付けている間、壊理を連れて……逃げる。)
時おり、遠くから戦闘の音が聞こえる。
地下なので音が逃げられず、ここまで届くか。
それほど大きい戦闘なのか。
少女の頭には、二つの可能性があった。
でも、前者であろうが、後者であろうがどうでもよかった。
「騒がしいな…ちゃんと役に立ってるのか、あいつらは…」
「言いたかないですが…八斎會は終わりですね」
男達は話を始める。
少女は話さない。話せば恐らく……壊される。
少女はただただ歩くだけの
そう思い、自らを殺して生きていた。
そうしなければ、生きられない世界なのだ。
「組長と俺さえいれば、八斎會は死なない。ほとんどの子分は組長派で俺の考えについて来やしない。俺こそが誰よりも組長の意思を尊重してるのにな」
少女は彼の意見に賛同した。
どうして組長の意思を尊重する彼が慕われないのか。
彼女には分からなかった。
「……この“完成品”と……“血清”さえあれば、
「というわけで、少しは働け出向組」
道のはしに、二人、もたれ掛かっていた。
有名な敵連合の、トガとトゥワイス。
この二人は、敵連合から八斎會へと出向したのだ。
「はーい」
「任せとけオーバーホール」
二人は今まで３人が歩いてきた道を戻った。
少女は二人のことを信頼していない。
オーバーホールの好意で迎えられた二人。
少女にとっては、敵だった。
(この人の邪魔をする人は……誰であろうと、許さない……)
それは例え、兄であっても。
変わらないのは、確かだった。
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引きこもり隊 - 最後「幸せに笑ってろおおぉぉぉ！！！！」って思った。神すぎる。天才。 (2022年8月23日 20時) (
レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え？？？神ですか？あ、神ですね！( ´∀`)ﾊﾊﾊ好きです（唐突な愛の告白←） (2020年11月30日 17時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！ (2020年9月13日 7時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 読んでて面白くて、更新されるたびにとても嬉しくなります！更新頑張ってください！ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 935a46d4ab (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 読んでて凄く面白かったです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月24日 19時) (レス) id: 07869dbeb9 (このIDを非表示/違反報告)
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