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車に乗り、

紫耀「あっ、俺お土産買うの忘れてた!」

A「メンバーのみんなには買ったから、はい!」

紫耀「えー!!いつの間に??」

A「私の後ろでワーワー言ってた間に。」

紫耀「ありがと。もーホンマに…。こんな所がまた…。俺…、あー!やっぱり何もない!」

1人大騒ぎ。
そして、また何か言いかけた。

A「何?」

紫耀「うん?何もないよ?いやー、あっ、あれ!次はあそこね!」

何か言いたいんだろうなっては、いつも思うんだよな。
そして、はぐらかすのが下手すぎる…。
この人、浮気してもすぐバレるタイプだな。
まぁ、そんな事しないって信じてるけどね。
次はと指差した先には、ロープウェイが。

A「ロープウェイ?乗るの?乗るの?」
やったー!

紫耀「乗る!乗る!イェイ!」

車を走らせ、ロープウェイ乗り場へ。
チケットを購入して、ロープウェイへ乗り込む。

A「チケットありがとう。」

紫耀「ええって。」

そう言って、外側に向け立っている私の後ろからお腹に手を回して、肩に顎を乗せてきた。
側から見たら、中年カップルがこんな事してるんだから、気持ち悪いだろうな…。
怖くて他のお客さんの顔は見れないよ。
ロープウェイが動き出した。

A「うわぁ…」

紫耀「凄い!」

A「綺麗だねー」

紫耀「うん。あっ、ほらさっきの湖が綺麗に見える!」

A「本当だー!こうしてみると、一周って結構あったんだね。どうりで、太ももが…」

紫耀「太もも?どうした?」

私を自分の方に向かせて、しゃがみ確認しようとしている。

A「やめて。」

紫耀「えっ?でも…。太ももがどうしたん?」

腕を掴んで立たせ、

A「どうもしてない。筋肉痛になりそうなだけ…」

紫耀「何だー。笑」

まだまだ若い紫耀は、そんなことないでしょうよ…。泣
また年の差を感じながら、窓からの景色を眺めていた。
終着点に到着し、ロープウェイを降りる。
少し歩けば山頂からの絶景が待っているらしい。
私達も人の流れに従い、山頂を目指す。

展望台に到着。

紫耀「スッゲェー!!最高ー!!!」
今更だけど、若者言葉を使うテンションが高いおじさんが、横ではしゃいでる。

A「すごいねー!キレーイ!」
おじさんと一緒になって、はしゃぐおばさん。

榛名湖と脈々と続く山並み、その先には富士山や南アルプスも見える。

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作者名:ひろみ | 作成日時:2018年11月8日 12時

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