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#17 ページ20

ハンジに診て貰ったA。肋は、やってるかもしれないけど、それ以外は特に問題無いと言われた。


「そ、それで……何で、撤退なの……?」


まだ、限界まで進んで居なかった。そう訴えれば、ハンジは険しい表情を浮かべた。


「巨人が、一斉に北上し始めたんだ」
「え……?………それって……」
「うん。5年前と同じだよ」


5年前の惨劇が、脳裏を過ぎる。人々の絶望や、悲痛の声。喰われた時の、嫌な音。そして、恍惚な表情を浮かべる巨人。その口には、血をつけて。街中が血の海と化して、血生臭い匂いが充満していた。思い出すだけで、吐き気がしてくる。


「ぅ………」
「A!大丈夫?」


口元を抑えたAに、ハンジが声をかける。Aは、大丈夫、と片手をあげた。それから、暫く。壁が見えてきた…のだが。


「なっ…!?」
「あれは…」
「どうなってやがる!」


ミケ、ハンジ、リヴァイが口々に驚愕の声を漏らして、目を見開いた。何も言わないけど、エルヴィンの眉間には皺が寄る。横になってて状況が分からないAは、首を傾げた。痛む肋を押さえながら、少し起き上がる。


「……な、なに……あれ……」


破壊されたであろうトロスト区の壁の穴が、岩のようなもので塞がっていたのだ。


(わけが分からないまま)
(A達は、壁を登った)

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作者名:瑚闇 | 作成日時:2020年10月22日 0時

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