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ずっと前から4 ページ20

苦しい…倒れそう…でも友也に伝えなきゃ…私は熱で浮かされもう動かなくなりつつある体を無理に動かし走り続ける。

『はぁ…っ…ゲホッ…ゲホッ…と、もや…』ここの角を曲がれば夢ノ咲学院だ。そう思い全速力で走る。あそこにいるのは友也、そう思い声をかける。だけど…

「あのね友也くん、日奈ね友也くんがずっと前から好きなの!」

『え…?日奈ちゃん…?』私の喉からヒュッと音がでた。そんな私をよそに日奈ちゃんは告白を続ける。

「私ならAちゃんみたいに友也くんを傷つけたりしないし、醜く嫉妬なんかしないよ?」

私は日奈ちゃんの言う事に反論できない。確かに私は友也を傷つけてしまった。そして日奈ちゃんと楽しそうに話す友也に嫉妬もした…日奈ちゃんが言っている事は正しい。だから私は反論する事もその権利もない。

「だってさ!日奈は友也くんを大切に出来るけどAちゃんは友也くんの事なんか好きじゃないんでしょ!?だったらAちゃんなんかより私を選んでよ!!小さい頃から好きだったのに…友也くんはいつもいつもAAAAって!Aちゃんだけじゃなくて私の事も見てよ…!」

それは必死の訴えだった。私にはここにいる資格はない、そう思いその場を離れようとするとそこに

「Aはここまで来て逃げるの?」「いつものAなら絶対逃げたりなんかしないッス!」

ひなたと鉄虎が立ちふさがる。『え…なんで?そういえ…るの?』半ば泣きそうな私にひなたはゆっくりと語りかけた。

「ねぇ…Aはここまで来て逃げたら後悔しないの?」ひなたの言葉にズキッと胸が痛む。『わ、私は…』「そうやって逃げようとする、俺はAがそんなに弱い奴だとは思ってなかったよ」

『…がう…違う!私はもう逃げない!逃げるためにここに来たんじゃない!それに創ちゃんとも友也に伝えてくるって約束したの!だから逃げない!』

私がそう言うとひなたはふっと笑って「よく言った!それでこそA…!」と私に抱きつく。

  あぁ…あったかい…

そう思った。

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設定タグ:あんスタ , 真白友也 , 紫之創   
作品ジャンル:恋愛
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姫鳥(プロフ) - 霜月奈夢さん» 申し訳ありませんでした。外しました。 (2017年5月31日 16時) (レス) id: 2ea9f750cd (このIDを非表示/違反報告)
霜月奈夢(プロフ) - 二次創作ですのでオリフラ外してください。違反報告されますよ。 (2017年5月30日 20時) (レス) id: 93625887de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫鳥 | 作成日時:2017年5月22日 14時

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