ずっと前から【真白友也】 (ページ16)

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伝えるには？３ページ16

最低だ私…あの後家でも友也とぎくしゃくしてしまい､結局話せずじまいだ｡それに…

『げほっ､げほっ』そう､私は風邪を引いた｡学院にも行けずしかも「A！そこにおかゆ置いといたからな～食えよ？」何と友也に看病してもらっている｡『う､うん分かった｡』前までなら何ともなかったのに友也に対する気持ちに気づいた今は恥ずかしくて嬉しくて不思議な気分だ｡「じゃあ俺学校行くからな～」友也はそう言い私の部屋から出ていこうとする｡『え…嫌だ…』口からポロッとそんな言葉が出ていた｡何を言っているんだろう？そんな事言っちゃダメなのに…すると頭に手が置かれ､「仕方ないなぁ…今日はAの面倒見てやるから早く治せよ？」友也はそう言ってまた困ったように笑った｡『いいの…？』「ああ､いいぞいつもの事だし」『うぅ』私は親が共働きなので風邪を引くといつも友也のお母さんに面倒をみてもらっている｡友也のお母さんがいないときはいつも友也が面倒を見てくれているのだ｡さっきまではぎこちなかった空気が今は和やかなものになってきている｡私は安心して眠くなってきてしまった｡『ふわぁ…』あくびをすると「A眠いのか？ちゃんとそばにいるから安心して寝ろよ～」友也の声に安心し眠ってしまった｡

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