深山先生の妹。

episode09 ページ10

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「さてと、


話し合いする？」





「……深山、俺達は景山の自 殺には関係ねぇ」






「ふーん、そっか



で？




逃げ出す方法でも考えてるって顔してるね皆」




「当たり前じゃん！」
「そうだよ！ここから早く逃げなきゃ私達殺 されるんだよ!?」




そんなに自分が可愛いのか、皆。







「でもさ、ここから逃げ出すのは無理じゃない？



先生は用意周到



私達の動きは筒抜けだと思うな〜」





ポケットに入れていた予備の飴玉の袋を破り口に入れる。





「何それっ


私達はここから出られないって言うの!?」





「その通り



教えておいてあげるけど


窓はマジックミラー出てきてる


マジックミラーってのは見た目は普通だしこっちから見たら外の景色はよく見えるけど外側からだとこっちの様子は見えないようになってる


窓にも教室に付けられてる鍵と同様のものが付いてるし、多分パソコンとか柊先生の時計とかじゃないと解除できない



極めつけは上の防犯カメラ


多分かなーり性能の良いカメラだから一度で教室内を見渡すことができるだろうね


つまり、ここで皆がどう足掻こうが全部柊先生の手の中って訳



これで納得した？



あ、あと柊先生どうせ見てるでしょ」






『よく見てるなぁ〜深山



さすがにお前には感心させられる



ってことだから


お前達の様子がよく分かる』






動きは全て把握されてるし、



外部との連絡方法も遮断され、



完全に孤城だ。







「事実はひとつだから」




「……深山？」







景山ちゃんが何に苦しんでいたのかが知れる。




でも、



柊先生の手のひらで転がされるつもりも毛頭ない。






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