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白い部屋


目の前には、見覚えのあるシルエット







手を伸ばせば届く距離にいるのに





いくら手を伸ばしても、彼との距離は縮まらない。









「・・・待って!」




彼は、こちらに振り返ることなく歩いていく。



その声は、届いているのだろうか。





*





「っ...はぁ、」




不思議な夢を見た。

時計を見れば、短針は3を指していて
首は汗でしっとりとしていた。






「今の、何...?」






どんどん遠ざかっていった彼の背中を思い浮かべる

────確かに、耕作のものだった。







ベッドを出て、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。




先程まで居た所を見ると、ごそごそと布団が動いた。





藍沢「.....A?」

「ごめん、起こした?」

藍沢「大丈夫だ。」








彼は布団から出ると私の方へ近寄り、後ろから抱きしめる。


耳を掠める彼の息が、ほんの少しだけ私を身震いさせる。






藍沢「どこにも、行かないでくれ...」

「...どうしたの?」

藍沢「お前が、遠くへ行ってしまう夢を見た」

「.....わたしも同じ夢をみた。」








彼の、腰に回された手にそっと自分の手を添えた。

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凛香 - 全部読んでます!大好きです!更新頑張ってください! (2017年9月16日 18時) (レス) id: ffe17b2f3c (このIDを非表示/違反報告)
そーちゃ(プロフ) - 一気にシリーズ読ませていただきました(^-^)/ 続きが気になっちゃって気になっちゃって…笑 Twitterもフォローさせていただきました♪またの更新楽しみにしてます! (2017年9月15日 15時) (レス) id: 1963c14c3b (このIDを非表示/違反報告)
重丈 唯羽(プロフ) - 青い鳥の方フォローさせて頂きました! (2017年9月14日 8時) (レス) id: 9e8fde76ab (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - この後の展開が少し気になるので更新頑張ってください!!最後まで書けるのを応援しています!!! (2017年9月12日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつ | 作成日時:2017年9月11日 21時

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