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129話 ページ34

Aside


『リエーフ!』

灰羽「っ!」


バシンとボールが床に叩きつけられ、僕達音駒に点数が入る。

そして試合終了。

僕達の勝ちだ。



『ナイスキー!』



僕の言葉にリエーフはおう!と笑ってハイタッチを交わす。



準備運動を終え、一試合目。

相手は烏野。

前回戦った時よりも明らかに上手くなっている烏野に驚いたが、まだまだだ。

それなりの点差を付けて、勝利した。



烏野のはフライングをし始める。


あれなかなかつらいから、烏野大変だなぁ。


呑気に、フライングをする烏野を見ながら、僕は優生に渡されたドリンクを飲む。



芝山「なんかA、上手くなったよね」

『そう?』

犬岡「それ俺も思う!

やっぱ強いチーム(ところ)と同じ練習メニューこなしたら上手くなるもんなのかもな」


走はうんうんと頷きながらそう言った。



『そういうもんでもないと思うけどなぁ』

「でも、確実に上手くなってるぞ」


俺の言葉を食い気味で否定したのは衛輔さんだ。


夜久「特にレシーブ!

俺と同等かそれ以上までパワーアップしやがって……」


恨めしげに見られ、あはは、笑ってお茶を濁す。


芝山「話は変わるんだけど……」


さっきよりもトーンを落として別の話を持ち出した優生。



なんだ?



芝山「Aさ、研磨さんと赤葦さんの事どうするの……?」


あぁ、その話かぁ!


バレーして気持ちいい汗を流した僕は少し忘れていた。

いや、プレー中、どんな時でも頭の片隅でちらついていたんだけど、気にしないようにしてたっていうか……。



今のところ、研磨先輩とも赤葦先輩ともその話はしていない。


お二人のプレーに支障が出ている訳でもないし、もしかしたらもう気にしていないのかもしれない。




『やっぱり、お二人に返事するのが得策ですよね……』


夜久「いや、そうでもないだろ。

赤葦が、フラれたところでアプローチ止めるだなんて思えねぇし、研磨はきっとその様子見たらつっかかるだろうし……。


…………というかさ、返事って、もしかして告白の?

お前いつの間に赤葦から告白されてたんだよ?」


若干キレ気味、若干呆れ気味で衛輔さんは怪訝そうな顔をした。



『……今日の朝です』


犬岡「マジで!?」


その場にいた三人は驚いたように目を大きく見開いた。


芝山「え、え、もしかして、朝居なかったのって赤葦さんに呼ばれてたから!?」


『待って。そこは言ったからね?』

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サクラ - Luneさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年7月30日 13時) (レス) id: 9cd941d146 (このIDを非表示/違反報告)
Lune - こういう感じの作品が見たかった..(感動)もう最高すぎです!面白いし、もうなんかとにかく好きです← 更新頑張ってください!応援しております!! (2019年7月27日 23時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - キラリさん» ありがとうございます!応援に応えられるよう、頑張りますね! (2019年3月27日 7時) (レス) id: 086eed9c24 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ(プロフ) - あの......好きです!笑 これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年3月26日 3時) (レス) id: 203d4207d9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ファンミさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年3月23日 20時) (レス) id: 086eed9c24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラ | 作成日時:2019年2月16日 16時

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