14th mission ページ14
翌日、朝の回診で藍沢先生が来た。
藍沢「寝れたか?」
すっかり敬語は抜けていた。
けれど、こっちの方が仰々しくなくて
親近感が湧く。
「おはよう、藍沢先生。傷口は痛いけどねー、
一応寝れたよ。」
私も自然とフレンドリーな喋り方になる。
藍沢「今日1日様子見て、問題なければ
ICUから出られる。」
「ホント?よかったぁ♪
スタッフステーション目の前だし、
監視されてるみたいで嫌だったんだよね。」
と愚痴をこぼした。
藍沢「急変したら困るだろ、
そのためのICUだ。」
「わかってます。」
救命のスタッフは患者が突然急変しても、
臨機応変に対応しなければならない。
一瞬の迷いが命に関わる。そんな現場で働く
藍沢先生を、私は尊敬の眼差しで見つめた。
藍沢「……なんだ」
「藍沢先生はなんで救命にいるの?」
私が医者になる気がない事を知った
藍沢先生は、そんなことを聞かれるとは
思ってなかったようで…
藍沢「興味あるのか?」
「ううん、聞いてみただけ。どうせあたしは、
医者にはならない、知ったところで…だね。」
忘れて、と藍沢先生に言い
窓の外の遠くを見つめた。
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そーちゃ(プロフ) - りなさん» りなさん、コメントありがとうございます♪とても嬉しいです!!少しずつでも更新していきたいと思いますので、また読みに来てください(*´∀`) (2017年9月25日 19時) (レス) id: dc1e44a66d (このIDを非表示/違反報告)
りな - とても面白くて続き楽しみに待ってます♪更新大変だとは思いますが頑張ってください! (2017年9月24日 11時) (レス) id: 0e9df9ec09 (このIDを非表示/違反報告)
そーちゃ(プロフ) - 蜜柑さん» ご指摘ありがとうございます。チェックを外すのを忘れていました……ありがとうございました! (2017年9月18日 8時) (レス) id: 1963c14c3b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 原作がある作品はオリジナル作品は取らないと規定違反になります。 (2017年9月18日 6時) (レス) id: c86d4321b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そーちゃ | 作成日時:2017年9月18日 0時