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朝目を覚ますと
そこには藍沢先生の姿は無く
代わりに、布団がかけられていた



重たい身体を起こして
初療室へと足を運ぶ




白石「あ、石川先生起きた？」

「ごめんなさい、今起きた...った〜」




初療室(そこ)の窓から外を覗くと
生憎の天気。偏頭痛持ちな私にとって、最悪の天候だった




「ちょっと鎮痛剤貰ってくるわ〜...」

白石「外来いくの？」

「や、こないだのこともあるし脳外行ってくる。ついでに新海先生にも謝らないと。」






そう言い残して、エレベーターへ駆け込んだ




*



「救命の石川です。新海先生いらっしゃいますか」

〈新海先生ですね、少々お待ちください〉



脳外の受付に着き、そこに居たナースに声をかけると
後ろから“Aちゃん”と声をかけられた




「あ、新海先生。」

新海「Aちゃんから来てくれるなんて珍しいね。」

「ちょっと薬貰いたくて」

新海「どっか悪いとこでもあるの？」




そう言って 一気に距離を縮める...広紀くん
ちょっと距離が近いかな...とか思ったり。




「ほら、今日天気悪いから...偏頭痛持ちでさ、」

新海「そう...じゃあ診察室へどうぞ」





彼に手を引かれるように
診察室へと向かった






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