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齢は18にも満たぬであろう、まだ顔立ちには幼さが残っている。何この子、可愛いと思ったのはこの姫君をまだ子供だと判断したからかもしれなかった。
と、その肩をシンドバッドが抱いていることに気付く。恐る恐る彼へ尋ねた。
「シン、この
シンドバッドはにこりと艶のある微笑みを浮かべ、姫君の肩をきゅっと抱き寄せた。宝石類がじゃらりと音を立てる。
「ルジタニアの第三王女、A・クロムフ姫であらせられるよ。まだ16歳にしてこの美貌とは、将来が楽しみだと思わないか?」
次の瞬間、ジャーファルは光の速さで姫君の華奢な腕を捕らえていた。
「姫! コイツから離れて!」
「えっ?」
呆ける姫君をシンドバッドから引き離すよう、書斎の向こう側へ連れ込む。額に垂れる紅の宝石をちらつかせながら、薄いぶどう色の瞳を覗き込んだ。
「大丈夫かい? あのおじさんに変なことはされてない?」
「おい、ジャーファルそれは流石に俺に失礼じゃないか……」
「黙れ変態。現地妻に飽き足らずついに10代、それもルジタニアの姫君へ手を出すとは最低な葉王ですね」
「いや、違うし――何もそこまで言わなくても」
「えっ? 違うんですか?」
「さっきから何度も言ってるじゃないか!!」
不毛なやりとりが続く。てっきりシンドバッドが誘拐してきたのだと思ったのだが。
続く (更新停止中)
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坂本 神威 - 更新楽しみに待ってます！ (2020年3月10日 10時) (
レス) id: 925d511997 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - もうすでにおもしろい!!続き、楽しみにしてます♪ 更新がんばってください!! (2018年2月14日 17時) (レス) id: 00a7fb3a83 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2016年4月14日 19時) (レス) id: cb56ad75f4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉のクローバー(プロフ) - なんか・・・これから先がとても楽しみです！！頑張って下さい！！ (2015年10月2日 19時) (レス) id: 389ce1ddf4 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光(プロフ) - 季紀さん» 全く同じw (2015年10月2日 15時) (レス) id: 99953dedb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki
| 作成日時：2015年9月30日 22時
