マキマさんと猫かぶり ページ4
マキマさんの感情がこもったようなこもっていないような不思議な声が響いた。コンテナから少しでも顔だすもんならマキマさんに即バレそうなので、見ることができなかった。
コツコツと足音が聞こえた。隠れているとはいえ内心バックバクだ。例えるならびっくり系のホラーゲームをやってる感じ
「キミ変わった匂いがするね。人でも悪魔でもないない匂い。」
そうか、マキマさん鼻がいいんだった。隠れたけど匂いでバレるくね？
「キミがこれやったの？それとも…そこに隠れてるキミかな？」
ほらー、やっぱバレた。視線を感じるが、もしもカマをかけられているのだとしたら今出るのはまずい気がする。
ここは鉄の匂いで鼻がやられそうだ。マキマさんでもなにかいるとだけ感じとったのだろうか。
声が小さくあまり聞こえなかったがきっと倒れそうになったデンジをマキマさんが抱き留めているところだろうか。
「悪魔による乗っ取りの可能性は？」
「ないね乗っ取りは顔見ればわかるもん。」
「私はゾンビの悪魔を殺しに来た公安のデビルハンターなんだ。」
「キミの選択肢は２つ。悪魔として私に殺されるか人として私に飼われるか。」
思うんだけど、対等な関係を築きたいはずなのになぜ自分から上下関係を生み出そうとするのだろうか。
「飼うならちゃんと餌はあげるよ。」
「餌って………朝メシはどんなの？」
「う〜ん……食パンにバターとジャム塗って……サラダとコーヒーあと…デザートかな…」
こんだけ悩むってことは朝ごはん食べてる時の方が少ないな…体に悪いぞマキマさん
「最高じゃあないっすか……」
デンジがそういうと二人は何やら話している様子だったけど小さくて聞き取れなかった。
コツコツと足音がまた聞こえた。先ほどと違うのは足音がどんどん近づいていること
私は咄嗟に口を塞いだ。足音が近くで止まった。
「…人だ」
マキマさんの声がすごく近くで聞こえて、ゆっくりと隣を見るとマキマさんとバチっと目が合った。
今ならデンジの気持ちがわかる。この目は好きになる。
「盗み聞きとは悪い子だね。」
微笑みながら、私に毒を吐くマキマさんはとても美しく時間が止まったようだった。
「キミも一緒においで。」
マキマさんに手を引かれて、車に乗せられた。彼女の犬になったわけでもないのに私に拒否権はないようだった。
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
