108、ボディーガード ページ30
「まだ懸賞金が白紙に戻ったってしらねぇ奴がAのこと捕まえようとするかもしれねーから気をつけろよ」
じゃ、俺はオークションに行ってくる
そう言ってミルキーさんはタキシードを着て出て行った。正装しないとオークションに入れないみたいだね
そういえばゴン達は元気だろうか。グリードアイランドのことはどうなっているのだろうか
私は懸賞金のほとぼりが冷めるまで身を隠すよって言っておいたから心配はされてないと思うけど
「安心しなよ。Aは俺がキル達の所に送り届けてあげるから」
『え、それは確かに安心ですけど私ボディーガード代なんて払えないですよ?』
イルミさんのボディーガード代とかめっちゃたかそう。まぁ、暗殺者だしボディーガードなんてしたことないんだろうけど
「安心しなよ。別にお金とかとらないから」
『よかったー。正直、守ってやるから嫁に来いとか言われないか心配してました』
「あ、それいいね」
『言わなきゃよかった』
キルアって本当いい子だよね!とブラコンを利用して、なんとか誤魔化すことができた。キルア、君の存在に乾杯
____________________________
イルミさんにキルア達の場所まで送ってもらうことになったのはいいんだけど……さ
『…………。』
行き交う人の視線が突き刺さる
その原因は隣を歩くイルミさんだ。鍛えられた筋肉と整った顔が女だけではなく男の視線すら集めるのだ。
当然、彼に視線がいくということは私にも視線が来るわけで_______
『イルミさん。ちょっとギタラクルさんになりたい気分じゃないですか?』
そうすればせめて
「あの隣の女の子つりあってなーい」
的な目で見られることはなくなる!
そう言うとイルミさんは眉を顰めて言った
「いや、ならないけど。何?あの顔が気に入ったんならその顔にしてあげようか?」
『え?』
あの顔って、ギタラクルさんの?
頭にはてなを浮かべてイルミさんを見ると、彼はいつも通りの無表情で私を見つめていた
「大丈夫。Aの顔が違っても俺、多分愛せるし」
『その台詞はちょっとトキめいたけど違うんですって!え、ちょ、何針出して…………っぎゃぁあああああ!!』
これまで生きてきた中で1番の運動能力を発揮して、何とか顔矯正は免れた
“ボディーガード”
(はっはっは、冗談だよ冗談。あ、キル達いたよ)
(あんな怖い冗談があるか!冗談に見えないわ!)
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ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます!!光栄でございます(*゚▽゚*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い!笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜美 | 作成日時:2015年5月2日 10時