【おそ松さん】猫が人間になったんですけど【一松】

第３４松 ページ37

トド松side。。。。






わっけわかんない。
自分でもわかんない。
気持ちの整理でもしようかな、と家を出る。






一松兄さんってやっぱり、女の子のことを全くわかってない。
なのに、あんなにAちゃんに好かれちゃって。






僕が女の子と遊ぶのは、どうせ一日だけ。
連絡先を交換しても、気に入らないことがあったらすぐ連絡は途絶えるし。
この間の子なんて、彼氏持ちだった。






ずっと女の子と遊んでるってイメージあるかもしれないけど
案外寂しかったりするんだよね、遊ばれてるのは僕みたいなもんだし。






でも、なんでかな。






『とどまつ！』






そう言って、Aちゃんの笑顔。
なんか、そういう気持ちが浄化されるような。
可愛いって心の底から思えた気がした。






猫だとしても。
いつか猫の姿に戻ってしまうかもしれないけど。
…まだ出会って一日だけど。






一松兄さんよりも、Aちゃんのことを分かってあげたい。
ほんと、出会って一日なのにね。
でも、本当に可愛かった。






今はきっと、一松兄さんと一緒にいるんだろうな。
僕はチョロ松兄さんたちが寝室に向かった時に家を出たし。
誰も気付いていないと思うけど。






そうだ、Aちゃんが松野家の一員になった記念として
なにかプレゼントでも買って行ってあげようかな。

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