お人好しな彼女は好かれます

お人好し彼女とオタク ページ22

一郎side


「お願いします･･･着てください」

『分かったから､着るから土下座はやめて』

「本当か！？良いのか！？」

『い､良いよ』


よっしゃぁぁ！！

ん？お･･･今回は俺のsideか

俺はBuster Bros!!!のMC.B.Bこと山田一郎だ

今日はな､俺の大好きなAに俺の大好きな推しキャラのコスプレをしてもらおうと呼んだんだ

ダメ元で聞いたら良いと言われてすげぇ気分が上がってるんだ

絶対Aなら似合うと思うんだ

推し×A･･･最高の組み合わせ

写真を撮る準備は出来ている

後はAが着て出てくるのを待つのみ


『一郎･･･着てみたけど･･･どうかな』

一郎「･･･(拝み)」

『お､拝まないでよ』

一郎「悪ぃ､あまりにも似合い過ぎて」


カメラを撮る手が震える

やべぇ･･･興奮し過ぎているんだ

落ち着け･･･俺！！

よしっ･･･大丈夫だ。写真を撮るぞ



一郎「本当にAにはマジ感謝だぜ」

『一郎が喜んでくれたなら良いよ』

一郎「付き合ってくれ」

『え？やだ･･･』

一郎「･･･グサッときた」

『まだ､そういう目では見てない･･･よ』

一郎「なら･･･覚悟しとけよA」


いつか絶対に俺が落とす

誰にも渡さない･･･アイツだけには負けたくねぇ

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