僕の彼女を狙わないで

第９話 十四を探す作戦 ページ12

Aside


『十四 居ました？』

獄「ダメだ。こっちにはいねぇな」

空「十四の魂がさ迷ってないから生きてるな」

『当たり前だわ！』

獄「勝手に殺 すな」

空「あはは」

『笑い事じゃねぇよって…』


十四どこに行ったのかな


空「てかよ､わざわざシブヤに来ることはなかっただろ？」

『だって…いつもナゴヤの街を歩いてるばかりだしたまには他の街を歩くのもって思って』

空「結果はぐれちまったと」

『･･･ごめん』

獄「連絡も通じねぇてのがやばいな」

空「あ･･･！いいこと思いついたぞ」

『どんな？』

空「ちょっと待ってろ」


しばらく待つと


空「ほら見てみろ！拙僧の友人から借りたぜ」

『選挙カー？』

空「おう！これで十四を探すぞ」

『十四の名前を呼びながら？』

空「あぁ！」

『やだ！やめて､恥ずかしいから』

空「大丈夫だ､拙僧がやるから」

『絶対にやだ』


【十四 十四 四十物十四をお願いします】


『ふふっ…やめて…ツボった』

空「これならすぐに見つかるぜ」

『それは却下』

空「ちぇっ･･･面白ぇのに」

『どうしたら十四を見つけられるのかな…あっ､いいこと思いついた』



銃「何故､私が呼ばれたのか教えて貰えませんか」

『歩くメガホンこと銃兎さん！』

銃「誰が歩くメガホンですか」

『お願い､周りに迷惑がかからない程度に十四を呼んで探して』

銃「私､暇じゃないんですよ。わざわざあなたの彼氏を探すなんて･･･全く仕方ないですね」

空「引き受けんのかよ」

『ありがとうございます！銃兎さん (笑顔)』

銃「(ﾎﾞｿｯ)彼が羨ましいですね」

『ん？』

銃「いえ､なんでもないです(彼が本当に羨ましい。その笑顔を傍で見られるなんて贅沢ですね)」

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