【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】2

85話 ページ38

『へっ！？え、っ……え！？』


どうすればいいのか分からなくて、グルグルと目を泳がせる



rbr「(アカンっ！！！俺何今告白してん！！今日出会ったばかりなのに好意持って貰える訳ないやろ！！なんでこんな非合理的な事ｯ………ちょっとずつ仲良くなっていく予定やったのに…！)」


ロボロは頭を下げていて、どんな表情をしているか分からない……


え、どう、しよ


人生初告白なんだけど！？


ま、待って…返事！そうだ返事をしなきゃ……



でもなんて！？


『えぇ、えとぉ、ろ、ロボロ？』


rbr「ﾊｲ」


なんでそんなに声細いの！？緊張した！？そりゃ緊張するよねだって告白だもんっ！！ごめんね返事遅くて！！


『ﾍｯ、返事……なん、だけど、…ですけど』


あぁダメだ恥ずかしくて日本語が……


そ、それでもなんて返事するの…？


ロボロは、今日できた友達で、すっごく優しい人


……だけど、そんなロボロへ抱いている感情は男の子人への好意か、友達への好意かは正直言って分からない


……どうしよ


でも、ここで返事をしなきゃロボロの勇気が……


うん、言わなきゃ


『わ、私ｯﾂ！』



ｽﾞｽﾞﾝｯ!!



その時、大きな揺れが私達を襲った


rbr「！？」


その揺れにバランスがとれず私は膝を地面につける


『つ、強い地震ッ……！ロボｯ』


rbr「そのまま頭の場所を低くして！！揺れが収まるまで絶対に動いたらアカンッ！」


『！う、うん…！』


ロボロは至って冷静で、正しい判断をきちん考えていた


や、やっぱすごい…





rbr「…どうやら収まったみたいやな」


そう言いながら立ち上がる


その顔にはいつの間にか雑面がついていた


rbr「またいつ地震がくるか分からん。収まってる今のうちに避難しに…ｯいてっ！」


『へ！？』


ロボロが突然弾き飛ばされたかのように転けた



rbr「な、なんや今の…




見えない壁？」


恐る恐る手を前に出したロボロ。


その手は見えない壁に触れているらしい


『ほ、ホントだ…！ロボロの所に行けない！』


…………一体何が




"rd「後で夜鬼鼠破持ってくるから。」"




『ラッダァ先生……』


無事、だよね。今の地震強かったけど


でも、もし……もし





rbr「学校から凄い音聞こえたけど…怪我人出てないよな…？」



『！？行かなきゃｯ！！』


急にラッダァ先生が心配になって、いつの間にか走っていた


rbr「は！？ちょっ、何処に…！」


ごめんね、ロボロ





『ラッダァ先生ｯ、無事でいてねっ…！！』


私、その声聞こえないや

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