夢でまた会いましょう【gt】

26話 ページ27

〜たらこside〜


gn「俺は単純に国の状況がヤバいからイライラしてるだけだと思うけどな」

tr「えー、あれは恋してる目だったよ」

gn「乙女かよ、恋してる目ってなんだよ...。」


結局二人で情報を共有しても真相は分からず...

ぐちさんに怒られる前に俺らは前線へと向かった。



gt「遅いわ」

tr「ごめんごめん」

gt「お前らがダラダラしてるうちに人が死ぬかもしれないんだぞ分かってんのか？」

tr「...分かってるよ。でもぐちさんうちの兵全員守り抜いてるんでしょ？」


ぐちさんは前線をよく任されるだけあり戦力は普通の兵士の約100倍

嘘じゃなくてホントにそれくらい強い

だからぐちさんが率いる100人くらいの軍は全員怪我のみで済んでいる。


gt「そーだけど...」

tr「ならいいじゃん」

gt「ならいいじゃんってお前...」


ヤバい怒られる。

俺はぐちさんに胸ぐらを掴まれる前に原人さんの後ろに隠れた

別に誰かの死がどうでもいいとかそういうのじゃなくて、ホントにぐちさんを信用してこそ遅れて来たんだって


gn「...ぐっち、たらこは言葉が足りてないだけでここに来るまでに隠れてた敵片付けてただけだよ。俺も一緒に戦ってたし」

gt「それにしてもだろ！たらこお前は市民の命を背負ってんだよ！！俺だって完璧に守り抜けるとは限らない、戦闘においては俺を信用すんな常にピンチだと思え！」


...やっぱり、今のぐちさんは嫌いだ。

ぐちさんの言うことはご最もだし悪いのは完璧に俺だ。

だけど...


tr「ぐちさんは怒鳴ったりしない」

gt「は？」

tr「ぐちさんはいつも怒る時怒鳴ったりしないよ、人に当たるのもいい加減にして。」


今一番この状況で足を引っ張っているのは誰か。

ぐちさんがイライラするようになってから、伝染するかのようにウチの軍の雰囲気も悪くなった

負の感情は移るんだよぐちさん。


gn「たらこ落ち着け」

tr「あのさぁ、言わせてもらうけどさ」

gn「やめろ！」

tr「いや言うね

ぐちさん、緑君がやられて滅入ってんのかフラれでもしたんか知らんけどこの軍引っ張ってんのは他の誰でもないぐちさんなんだよ。戦場に変な感情持ち込まんでくれん？見ててイライラするわ」

gt「ッ！お前に俺の何が...っ！！！」

tr「知らんわ。
逆にさぁ、原人さんが場和ませようとしてたの知ってる？？ぐちさんが誰かに当たった時、フォローしてたの知ってる？知らないよねぇ周り見えてないもんねぇ？」


この際全部ぶちまけてやる。

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