【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ7)

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5話ページ7

『助かったぁ…』

「ふむ、君は何故あの教師に追われていたんだ？」

『それが分かんないんですよ…』

廊下をとぼとぼと歩く

逃げていたところ、今隣にいる人に助けられたのだ

"「おや？ラッダァ先生ではないですか。＿＿先生が呼んでましたよ？」"

"「マジ？サンキュー」"

あれは本当に助かった

『えっと、先輩ですよね？お名前は…』

「私はグルッペンだ。君は？」

『私はAです』

この人も黒くて怖い格好だけど…人は見かけによらない。という言葉がピッタリかな

gr「君はなかなか足が速いようだったな。あの教師はこの学校で上から数えられる程速い筈」

『え？あぁ、えっと...汚れたくなかっただけですので』

gr「汚れたくない？さっきから君は人との接触に過剰に反応しているようだが...それは世に言う潔癖症とやらか？」

『そうですね…。けど、自分では直したいんですよ？』

gr「なるほど…。そんな君に一つ提案がある」

『？』

グルッペンさんは私の肩をガシッと掴んで

え？掴んで？

gr「我々師団に入らないか？」

『それ以前に手を離してくださいｯ！！発狂しますよ！？今！！ここでっ！！』

私の潔癖メーターが上がる。これがMAXになると発狂する

gr「あぁ、これはすまない」

と、私の肩から手を離す

『話聞いてました？？数秒前の会話ですよ？？』

gr「それで？入らないか？」

『無視するんですか？というか何ですか師団って』

gr「師団は放課後などで各々活動する団体だ。そして我々師団は

混沌と破壊をもってこの学園を統治し！ひいては魔界全土を手中に納めるための工作活動を行う…革命集団である！」

『はぁ…』

ペラペラとそう語るが…怪しすぎる

『断りm』
gr「まさか…恩人相手に断るなんてことは無いよな…？」

私を見てニヤリと笑うグルッペンさん

圧が凄い

『や、ホントに…』
gr「ん？」

『師団には…』
gr「なんだ？」

無理だこれ

そう決断した私は

『じゃあ、野暮用があるので』

また背中を向けて走った

なんで入学初日からこんなに逃げないといけないんだー！