【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ24)

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22話ページ24

『死のう。もう死のう。ダメだ。風呂、お風呂出してください、お！風！呂！』

rd「いやそう言われてもねぇ…」

『私を楽しませるんじゃないんですか！？』

rd「それとこれは別だろ！！」

あのあと、ラッダァ先生が避けてくれたおかげで怪我はせずに済んだが…爆発の煙で真っ黒になってしまった

それでも尚抱えながらラッダァ先生は飛ぶ

あー、やだ、もうやだ。今すぐ離れたい今すぐ風呂入りたい。今すぐこの汚れを消したい

『……そういえば、シャオロン君落ちちゃいましたね。大丈夫でしょうか？』

rd「え？シャオロン？誰？」

『んと、オレンジのニット帽被った茶髪の悪魔です。さっき前飛んでた』

rd「へー、アイツシャオロンって言うんだ」

心底どうでもさそうに返事をするラッダァ先生

……貴方本当に先生ですか？

rd「俺ならもうとっくにゴールしてるんだけど…。なんで最後がいいなんて希望したの？」

そう、実はラッダァ先生に最下位になるようお願いしたのだ

『だって私だけ先生の手を借りるなんてズルいじゃないですか』

rd「理由が優しいというか、なんというか……。ま、シャオロンってやつ脱落だから抜かすよ～？」

『……はーい』

シャオロン君…御冥福をお祈りします。

…

..

.

rd「おー、前にうじゃうじゃいるねぇ」

ラッダァ先生は目の前にいる生徒達を目にそう言う

うじゃうじゃって……

しかしその先にはしっかりとゴールの旗が見える

『はぁ…今日一日やたらと疲れましたよ』

rd「でも良いことあったじゃん」

と、自分を指差す

『………フフ、そうですね！私に初めて信用できる友達ができました！』

rd「だろー？、って………え？」

『え？』

先生に対して"友達"は流石に不味いか

怒られる？

rd「あのー……トモダチってなに？」

！！？

まさかの言葉に顔を硬直させる

え？魔界に友達っていう言葉の概念はないの…？

『と、友達っていうのは……その…！

い、一緒にいて楽しいと思える相手のことを……！？ち、ちがっ、！今のは嘘！！』

こんなイカれ教師といて楽しいものか

しかし、ラッダァ先生は今のボロに口角をあげる

rd「ほーん…Aって俺といると楽しいんだ？へぇ…？」

『だ、だから…！』

rd「やー、照れちゃうなー！楽しいなら尚更くっつかないとなぁ…！」

と、嬉しそうに私の頭を撫でるラッダァ先生

あたまがあぁぁぁッ！！！