【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ5)

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3話ページ5

『…』

デンッと私の前にそびえ建つ大きな建物

ゾロゾロと空を飛ぶ悪魔

門の前にチョコンと立ち尽くす私

来てしまった…悪魔学校、バビルス

結局、私はサフィアさんに押し負けてしまった

"sf「ここの理事長、私の親戚だから安心してね～。もうすでに貴方が人間ってことは知ってるわ」"

なんて言ってたけど安心出来るわけがない

入る前なのに迫力が凄い

というか、あの人達何してるんだろ。めちゃくちゃオラオラしてるけど...この世界で言う不良かなぁ…こわー

「嘆かわしい」

『！』

そんな恐ろしい不良を前に、オレンジ色の髪の女性が立ち向かった

そして不良を蹴散らしていく

『す、凄い…』

「悪魔が下らん悪行をするな、騒ぐなら…

もっと静かに騒げ」

女の人はそう言って去っていった

『カッコいい…』

「だよな！カッコええよな！」

『ひ！？』

突然後ろから声がし思わず飛び跳ねる

振り向けば、私より少し身長が高い男の人がいた

ニット帽に、男の人にしては少し長い茶髪

怖い人では、なさそう…？

sho「俺はシャオロン。お前一年か？俺とおんなじやな！まぁ仲良くやっていこうや」

と、私に片手を差し出すシャオロン君

ん？これ…友達になるムーブきてる？？

『わ、私はA！よろしくシャオロン君』

そう言うが、私は手を握らない。

うん、相変わらず触れるのは無理だ

sho「？なぁ、握手せんの？」

『握手……ごめんね。手怪我してて痛いんだ～』

シャオロン君ごめん。全然そんなことないです

sho「ほーん、見してみ。俺絆創膏持ってるで！」

『へっ？？大丈夫！大丈夫だから！あ、用事思い出したー！バイバイシャオロン君また会おうねー！』

早口になっていたが気にしない。

触ることだけはホントに無理だ

さて…

今から入学式、かぁ…