【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ36)

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34話ページ36

ut「ふっ…」

『………え？』

なんと、ウツ君は私のボールを避けた

………さっきのトントン君のより速かった自信あるのに

それに、練習だとシャオロン君のボールを思いきり受けてた筈だ…

偶然、だよね？

zm「怯むなAー！！挟み撃ちにするぞ！！」

と、外野から受け取ったボールをウツ君に向かって投げるゾム君

ut「刮目せよ。僕の華麗なる…

デビル・ダンスレボリューションを！！」

「「！？」」

「ま…またよけたあああ！？」

ブレイクダンスをするように片手のみで足を注に蹴るウツ君

なんと、その謎の動きでボールを的確に避けている

ut「悪いなシャオロン

お前の出番、食っちまってさ…！」

私はボールを手に吹き出すのを我慢する。

だ、だって…！

『ぷっ、…！こ、滑稽というか、なんというか……』

周りを見る限り、皆も同じ様子

…

..

.

その後も私とシャオロン君二人で交代で投げていくが…

ut「ふふっ、」

鬱君はダンスをするように避け、一向に当たる気配がない

それどころか、笑いすぎてこちらが笑い死にそうだ

tn「大先生お前っ…！！その無駄に洗練された無駄のない無駄な動きをやめろォ！！」

zm「いや止めんなもっかい！！もっかいやってや今の動き」

『も、むり…！！ふっ、…！』

sho「ちょ…まって…笑いすぎて腹が…あっ！！

ヤベッ…！！」

笑い疲れ、力の抜けたシャオロン君はボールを相手の方へと落としてしまう

「！！ついにボールが…

大先生の手に！！」

sho「僕が避け続けることで投げ疲れたお前がボロをだすことはわかってたぜシャオロン…！！」

と、ボールを手にドヤ顔をするウツ君

『…………なんか二人でぶつかってるぽいし、私はきゅうけ』

ﾎﾟｽｯ

笑い疲れた息を整えようと、ウツ君から視線をそらしたその時

背中に嫌な感覚が走る

『………』

ut「A、

OUT」

イケボ(笑)でそう言うウツ君に私はまた笑いが込み上げてくる

『ふ、アハハ！！これはもうウツ君の笑い勝ちだよ！シャオロン君頑張ってぇ…ふふ』

sho「えぇ！？」

私に当たってはねかえったボールを再び拾うウツ君

あとはシャオロン君に任せよう…

sho「来いよ大先生…一騎討ちや！！」

ut「諦めの悪い男だシャオロン

いいだろう僕の"野心(モテたい)"とお前の"野心(チヤホヤされたい)"＿＿＿

どちらが強いかハッキリさせようじゃないか！！」

そしてウツ君は腕を振り上げた