【魔d!】召喚した悪魔が魔ジでしつこい【rd】 (ページ27)

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25話ページ27

「いや～、使い魔召喚で悪魔を出すとは…！すごいですねAさん！それに飛行試練も2位と伺っております！流石ですね～」

肩揉みます？？何か買ってきましょうか？？と、次々とゴマを擦った話をする丸眼鏡が特徴的な悪魔

『………あの、何が目的なのかは知りませんが全部私の実力ではないのでやめてくれませんか？？あと邪魔です』

「またまた～、そうやって人を避ける。そんなわけないでしょう！貴方にはカリスマ性があるんやないですか？？俺の目は騙せませんよ。」

『あの、まず貴方誰ですか？』

「貴方やなくて、チーノです。あと敬語なんてやめてくださいよ～！堅苦しい」

『はいはい、チーノ君。通行の邪魔だから退いてねー』

cn「嫌です！」

『しつこいですね！？どんだけ邪魔したいんですか！』

「コイツに捕まったらなかなか抜けられませんよ～、Aさん」

と、チーノさんの後ろからにょきっと現れるショッピさん

『しょ、ショッピさん！？なんでここに…！』

syp「同じ師団の奴のところいて、何が可笑しいんですか？」

『へ、同じ師団…？』

cn「あっ、言い忘れてましたね。我々師団のチーノです！」

『我々師団！！？私の勧誘目的ですか！？……アスレ師団に入ったことになってるはず…』

cn「管理してる方のところでお願いして師団入団資料見てきました！するとどうでしょう…Aさん入ってないやないですか。」

syp「お願いやなくて媚び売ったんやろ」

cn「まぁ、そうなんやけど！」

恐い。

この悪魔二人恐い

グルッペンさんの次に恐ろしい悪魔だ……

よし、逃げよう

ドゴオオォ

彼らから一歩下がった途端、地面が強く揺れた

その反動で地面に座り込む

syp「なんや今の揺れ」

cn「………？なんかピンクのふわふわした大きな木ができとるで！」

『……！！』

座ったまま窓を通して外を見る

『桜だ……！』

桜とはいっても、今までに見たことないほど大きく美しい桜

私はつい見とれてしまった

syp「というか今逃げようとしましたよね？」

『あ』

cn「もー！酷いですよAさん！さっ、三人で我々師団としてアレを調査しに行きましょう」

一瞬だとしても二人のことを忘れていた自分をぶん殴りたい

チーノさんとショッピさんに服の根っこを掴まれ、ズルズルと引きずられていく

『誰かぁああアア！！！』

力の強い二人になすすべなし