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あいつが知らない世界 ページ10

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ピッ

ガコンッ

ゴクゴクゴク

はぁ…


チッ…あぁ…イライラする…

嶺「ランラーーーン!!!」

うるせぇ…
遠くから俺を追ってくる音がする

何だよ嶺二

藍「蘭丸!」

藍もいるのかよ

ガコンッ

コーヒーの缶をゴミ箱に乱暴に捨てる

嶺「ランランいたぁーーー!!!!はぁ、はぁ、」

藍「蘭丸、いきなり部屋飛び出さないでよね」

うるせぇよ
別に俺の勝手だろ?

蘭「…るせぇ」

小さく嶺二達に聞こえるように言う

嶺「ねぇランラン、いい加減教えて?何でミューちゃんと仲良く出来ないの?」

……

藍「…蘭丸がなにも言わないなら僕が調べるよ。……データがでた。…!蘭丸、これ…本当なの?」

……もう隠しとうせねぇ……か

蘭「……あぁ、」

嶺「ええっ!?何々!?僕ちんがいないところで勝手に話を進めないでよ〜!」

藍「嶺二うるさい、黙って」
嶺「ガガーーンッ!」

あぁもういちいちうるせぇな

蘭「わかった…俺が話す。嶺二は黙れ」

そう吐いたあと、嶺二はしょぼしょぼと
あからさまに落ち込む

うぜぇ……………

藍「蘭丸、いいから教えて」

蘭「おう」

藍「とりあえず、1つだけ聞きたいことがあるんだけど」

藍が俺をまっすぐ見る

藍「彼女、目が見えないって…本当?」

嶺「えっ!?なにそれ……本当なの?ランラン…」


こいつらなら話していいか

信頼できるか

ぜってー、できる……よな?

話しちまうぜ?……A


そして俺ははっきり

蘭「あぁ、本当だ」

と言った


こいつらには
全部話した

お前の過去も全部な

こいつらはきっとお前の見方になってくれる
それは俺が保証してやるよ

だから、安心しろ

お前は俺がぜってー守ってやる

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作者名:白兎 | 作成日時:2016年1月5日 19時

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