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懐かしの世界 ページ7

何これ沈黙が怖いっ!

『あ、あの…蘭、丸?お兄ちゃん?』

声をかけたが反応がない

すると…

ガチャ

扉が開いた

?「遅くなってすまない。…………ん?」

聞いたことのない声が部屋に響く

もしかして…この人?

藍「カミュ、遅いよ。何してたの?」

カ「少し仕事でトラブルがあってな。…それで、この状態はなんだ?」

カミュ?さんは少し困ったように言った
そして多分辺りを見渡した

蘭丸お兄ちゃんはまだ黙ってる
どうしたんだろう…

ガチャ

再び扉の開く音がする

足音的に……女の子?
わぁ!どんな子だろ?仲良くしたいなぁ〜!

『蘭丸お兄ちゃん!この人達は?』

わくわくしながら蘭丸お兄ちゃんに問い掛ける
…が、返事がない。

怖いよ…今どんな顔をしているの?お兄ちゃん…

藍「大丈夫だよ。これも何時もの事だから」

『何時もの……事?』

これも?
お兄ちゃんとカミュさん…なかが悪いのかな?

?「あ、あのっ!すみません!」

扉の方から声が聴こえる
もしかしてさっきの足音の………!

?「その子は…?」

おずおずとした口調でしゃべる
人見知り…みたい
この子も優しそうな人だなぁ………

嶺「今日から僕達カルテットナイトの作曲家の子だよん!」

嶺二さんが蘭丸お兄ちゃんのかわりに
二人に説明してくれてる。
やっぱり優しい…

『はじめましてっ!黒崎Aです。蘭丸お兄ちゃんがお世話になっています。』

丁寧にお辞儀をする

『そしてまだいってないんですが私はーーー』

目が見えないんです

そう言おうとした瞬間

蘭「おい!A!!
こいつらの前でそんなべらべら喋んな!!!」

蘭丸お兄ちゃんに怒られた

今までそんなに私に怒ったことのない
お兄ちゃんが怒ったんだ

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作者名:白兎 | 作成日時:2016年1月5日 19時

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