51 危機 ページ1
〜幸村Side 〜
来週に合宿を控え緊張感も高まる中、
打ち合わせのため部員たちを集めテーブルを囲んだ。
幸「今日の部活はほとんどを会議に充てる予定だけど異論がある人はいるかい？」
みんなが集まったところで、腕を組み正面を向く。
ジャ「いや、俺達は大丈夫だがAを呼ばなくていいのか？」
赤「確かに、今回の合宿はAさんも来るんですよね！」
みんながチラチラと辺りを見回す。
皆Aさんの姿がない事を気にしている様だ。
そりゃそうだろう、彼女が配属されてから部活動のほとんどの時間を共に過ごしたのだから。
しかし今回は、だからこそみんなのAさんへの態度について、事前に話しておかなければならない事があった。
幸「もちろんだよ。ただマネージャーをつけて合宿に参加するのは、今のレギュラーメンバーになってからははじめての試みなんだ。そこで心配な点があってね」
仁「…ほぅ」
幸「Aさんは元々俺たちの他、四天宝寺と不動峰から配属指名をされていたのは知っているよね？」
みんなが頷く中、ブン太が口を開いた。
ブ「あぁAに聞いたことあるぜ。そん中から本人直々にウチを選んでくれたんだろぃ？」
幸「その通り。半年ごと、つまり次の11月に任期更新があるけど、俺は引き続き彼女にマネージャーを任せたいと思ってる。ただ…」
その次の言葉を話そうとした時、遮る様に柳が前に出た。
柳「ただ更新完了の条件として、それはマネージャー側と我々側の意見が合致した場合に限る。…そうだろう精市」
幸「うん、そうだね」
仁「そんなのAに更新の意思を伝えりゃいいぜよ」
ブン太やジャッカルもうんうん、と黙り込む。
どうやら皆はまだ話の筋が見えていないらしい。
さてどこから話そうかと模索していると、何か思い立った様に赤也が机をバンッと押し退け立ち上がった。
赤「…ま、まさかAさんがウチで仕事すんの嫌がってるとかじゃないっスよね！？」
幸「いや、今は違うよ。ただこのままだとAさんは離れていくかもしれない。ね、真田」
真「…うむ」
「「？？」」
すると真田が背後から出てポカンとしたみんなの中心に立ち、
右ポケットからピンク色をしたキーホルダーを取り出した。
場が一気にシン、と静まりかえる。
柳生「…！？」
真田がテーブルの真ん中に置いたものは、
背中の破られた、ウサギのキーホルダーだった。
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キャメル(プロフ) - まゆさん» まゆさん、ありがとうございます！(;_;)その言葉で私もお仕事頑張れるし、ほんとに嬉しいです…これからもどうぞよろしくお願いします^_^ (2022年10月31日 21時) (
レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - おもしろいです。更新楽しみに仕事頑張れます(o^^o) (2022年10月31日 19時) (レス) @page49 id: d99fc6d444 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - 小筆さん» 初めまして、小筆さん！！そんなそんなありがとうございます！！そういうふうに言って頂けるだけで本当に嬉しいです(^^)これからも楽しんでもらえる様に頑張るので見守って頂けたら嬉しいです❣️ (2022年10月18日 22時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
小筆(プロフ) - いつも見させて頂いてます！大好きなお話なので、これからも頑張って下さい！ずっと応援してます！ (2022年10月18日 21時) (レス) id: fe225f18e6 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - こかさいだーさん» 詫びようとする幸村くんいいなと思って書いたので反応してくれて嬉しいですw(^ ^)！！！！詫びすぎず詫びなすぎず頑張ってほしいですね🤭 (2022年9月29日 15時) (レス) id: 0837b0830d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：研究員 | 作成日時：2022年9月21日 20時
