ごめんね。そして――ありがとう。

８、二時間目 ページ9

自習時間二時間目突入。相変わらず勉強している人ゼロ。
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ぐ「私はね〜っ！好きな人、いるんだよ！！悪ノ王国に。最近、会ってないけど・・・」
り「へっ！？誰々〜？？教えてよ〜♪」
ぐ「じゃ〜、二人には特別に教えてあげる。・・・サテリアジス・ヴェノマニアっていうの。」

り「へ〜っ！これまた言いにくい名前だね！」

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確かに。でも鈴ちゃん、人の好きな人聞いた感想がそれってどうよ・・・。

あ、そうだ。

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み「ねー、鈴ちゃん。鈴ちゃんの彼氏は？？」

り「！なんでみんな「好きな人」じゃなくて「彼氏」として聞くのっ！？・・・いるけど、さ。」

ぐ「ほらやっぱり〜！誰？誰？」

り「じゃ、未来が言ったら教えてあげる！！」

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やっぱ、そうきたか。

このさい、言っちゃおうか・・・

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み「私は、クオです(ドヤ顔)。」

り「わ、思ったより簡単に言ったね。しかもドヤ顔って・・・。わ、わかったよ、言うよ。あたしは・・・隣りのクラスの、鏡音レン。」

ぐ・み「「へぇ〜！」」

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ぐ「未来、あとで視察に行こっか。そのレン君とやらの。」

み「おk！行こう行こう！」

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り「・・・え”。ちょっ、待った！二人とも！ダメぇぇぇぇぇ！！」

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ところで、二時間目が終わっても、三時間目が始まっても、神威先生は帰ってこなかった。

やっと帰ってきたときには、もうお昼休みだった。

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が「す、すまん・・・。ちょっと仕事が、立て込んでだな・・・」

先生はそうイイワケしてたけど、昼寝からめざめられなかったんだ、きっと。

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