ごめんね。そして――ありがとう。

６、初日の授業 ページ7

「初音未来ですっ。鈴ちゃんと同じ九条学園から進学してきました！好きなものはネギです。よろしくお願いします！」
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・・・うん、普通だけど、つっかえずに言えた！

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が「それじゃあ、一時間目はじめるぞ。一時間目は・・・自習だ。」

「「え、ええ〜っ・・・」」

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総ブーイングをくらう神威先生。そりゃ、一時間目から自習はちょっと・・・

り「でもいいじゃん。みんなとしゃべれるから！」

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鈴ちゃん、勉強する気最初から無し。

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が「とにかく、二時間目まで自習だ。しっかり勉強しろよ。」

ふぁ〜っ、とあくびをして出て行く先生。まさかねる気じゃ・・・いや、まさかね。

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それから５分。勉強をしている人など一人もいない。

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り「ねねっ、グミナ！どんなとこから日本にきたの？」

あ、それ私も聞きたかった。

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ぐ「えっ・・・いや、あの、うーん・・・悪ノ王国って、知ってる？」

り・み「「知らなーい」」

＊

ぐ「うん、その悪ノ王国ってとこの・・・えっと、お屋敷に住んでたの。」

み「お屋敷？グミナちゃん、お金持ちだったの？」

ぐ「うーん、まあ一応貴族ではあったけど、住んでたのは私のお屋敷じゃあなくて・・・」

り「？？？どういうこと？」

ぐ「うぅっ・・・と、とにかく悪ノ王国のお屋敷からきたのっ！それよりさ――。」

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グミナちゃんは話をそらしてしまった。どうしたんだろう・・・。

でも、話したくなさそうなので、聞くのはやめておいた。

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り「ふぇっ！？私の彼氏？？」

ぐ「そうそう！鈴、いそうだもん。話してよ〜♪」

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いつの間にか話は彼氏の話に。定番の恋バナってやつかな。

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り「うっ・・・い、いるけど・・・未、未来とグミナはどうなのよっ！」

うわっ、こっちに話題がきたよ。

でも、そこで、クオの顔が思い浮かんだんだ。

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