ごめんね。そして――ありがとう。

２３、限界　〜クオside〜 ページ25

クオside

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昨日は、眠れなかった。

連中の顔、殴られた痛み・・・そしてレンの言葉がどうしても忘れられなくて。

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授業中。俺は、ノートに筆記することも、授業を聞くこともせず、ただ一心に手紙を書く。

何かをしていないと、レン達の視線に押しつぶされそうになってしまう。

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昼休みは・・・未来にあった。

未来はとっても心配そうな顔だ。まだ俺の怪我のことを気にしている。

本当は何も話す気になれなかったけど・・・。これが、未来と話すの最後になるかもしれないし。

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く「未来・・・心配かけて、ごめん。大丈夫、だから。」

声を、振り絞る。

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み「お弁当、食べないの？」

く「あぁ、大丈夫だ。腹、減ってないから。それと――」

み「？」

く「・・・・・ありがとう。」

み「えっ？どういうこと――」

もう、未来と話していると、泣いてしまうかもしれない。

俺がどんなに不機嫌でも、元気がなくても・・・今まで、いつもずっと明るく話しかけてくれた。

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もう、行かなくちゃ。

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