22、彼氏の秘密〜リンside〜 ページ24
リンside
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はぁ・・・先生、ひどいな〜。
テストの点数が悪いからって、一時間も教室で復習しておきなさい、なんて!!
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まぁ、私のせいなんだけど。
レン・・・帰っちゃっただろうな。今日は塾があるとか、言ってた気がするし。
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レンは、悔しいけどとても頭がいい。
大学とかも、めっちゃ頭いいとこ行くらしい。・・・私がついていけないよっっ!
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り「しょーがない、早いとこ一人で帰ろっと。」
下駄箱がある、下の階へ降りていく。
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その時――。
体育館かな?遠くの方だけど声が聞こえた。
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・・・はっ!も、もしかしてレンがいるかも!行ってみようかな。
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体育館の扉を開ける。
やっぱり!館内は明るい。誰かいるね。
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れ「――大事なモノだもんなぁ?クオ!」
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レンの声だ!!ミクオ君と一緒にいるのかなぁ?
倉庫の窓をのぞいて、確認。
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すると――。
れ「――お前なんていらない。消えろ。」
そう言って、ミクオ君を突き飛ばすレンの姿が見えた。
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り「ッッ!?」
一瞬で身体が固まる。恐怖で声が出ない。
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どうして、レンがあんなこと?ミクオ君は、友達でしょう?どうしてっ?どうしてっっ!?
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ガタッ
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やばい。音を立ててしまった。
反射的にレンの方を見る。――今まで私が見たことのない、殺意さえ感じさせる恐ろしい表情をしていた。
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耐え切れなくなり、体育館から飛び出す。
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絶対に、見つかったっっ!だって、レンの視線は・・・私に向いていた。
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そんなことを考えて、パニックになっているとき・・・。ハッと気づいた。
――ミクオ君をいじめていたのは、レン?
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それしか、考えられない。
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だとしたら・・・。
未来に合わせる顔がない。
私の彼氏が、レンが――ミクオ君をいじめていた犯人だった。
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kukka♪(プロフ) - あ!!こっちの更新すっかり忘れてたよっっ・・・。頑張ります(`・ω・´) (2012年12月27日 22時) (レス) id: c89080a6ad (このIDを非表示/違反報告)
@菜那子(プロフ) - 更新がんばって〜。応援してるよ〜。(^-^)/ (2012年12月27日 20時) (レス) id: aedd22c49f (このIDを非表示/違反報告)
あゆむ - がんばってこーしんして!!( ´ ▽ ` )ノ (2012年12月27日 19時) (レス) id: 30b424a2f2 (このIDを非表示/違反報告)
kukka♪(プロフ) - あと、新しくうらないつくってみました〜。そしてさよなら〜(ヾ(´・ω・`)もう行かなきゃ・・・ (2012年12月5日 19時) (レス) id: 18e1701efd (このIDを非表示/違反報告)
八郎の母ちゃん(プロフ) - kukka♪さん» 曲の解釈かぁ・・・・。いいかもねっ!!面白そう(^^♪ (2012年12月5日 19時) (レス) id: 7a1fab28b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kukka | 作成日時:2012年12月1日 20時