ごめんね。そして――ありがとう。

２０、裏切り〜クオside〜 ページ22

クオside

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く「ッッ、レン！？どうしてここに――」

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れ「あぁ？てか、気づいてなかったのかよ。お前をいじめることを提案したのは亜北じゃなく、俺だ。」

・・・え？

レンの言ってることが、理解できない。

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れ「まさか、俺が「協力する、クオを助ける」って言ったの、信じてたのかよ？」

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言葉が、針のように突き刺さる。

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そんな・・・レンは一番の親友だと思っていた。

思い切ってレンにはいじめられてること打ち明けて、励ましてもらったとき。本当に、元気をもらった。

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――なのに。

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れ「いや〜、俺がクオを励まして、「あぁ、ありがとう」とか、嬉しそうに言われたときとか心の中で爆笑だったし。

マジ、うけるわ〜w」

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たまらなくなって、レンに掴みかかろうとした。

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れ「・・・別に反撃していいけどよ。さっきも言ったが・・・お前の「大事なモノ」の保証はできねぇぜ？」

く「大事な、モノ・・・？」

それって、まさか。

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れ「初音未来だよ。もしお前が抵抗したりしたら、初音未来を徹底的に・・・潰す。」

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その条件は、俺にとって最も最悪なものだった。

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