ごめんね。そして――ありがとう。

１９、どうすれば　〜クオside〜 ページ21

クオside

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今朝も、ばったり未来と会ってしまった。

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・・・やばい。昨日受けた傷がまだ残っているのに。

これを見たら、未来は何ていうだろうか。

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昨日の朝、亜北たちに「放課後体育館倉庫に来るように」と呼び出された。

なんでかは、なんとなく分かっていた。

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怖いし、行きたくない。でも、行かないわけにはいかない。

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放課後。倉庫には、亜北を合わせ、１０人ほど集まっていた。

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――なるほど、こりゃ、逃げんのは難しそうだな。

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「おい、亜北、コイツやっちゃっていいのか？先公に――」

あ「その辺は心配いらないわ。あたしのお父さんがもみ消してくれるから。ねぇ、ミクオ君？」

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そういや、亜北の父さんは会社の社長だったな。

・・・とか、考えていたら。

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「それじゃ、遠慮なくっっ・・・！」

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ゴッッ

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く「痛っ・・・」

いきなり殴られた。ありかよ。

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く「やってくれるなぁ・・・」

俺も、お返ししてやっか。

そう思い、拳を強く握ったとき――。

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？「やめときな。お前が今攻撃したら、お前の「大切なモノ」まで傷つくぜ？」

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突然の声。

誰だと思い、振り返る。だが、視界に映ったのは・・・。

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――親友の、レンだった。

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