検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:3,854 hit

10、変わらない、楽しい生活 ページ11

入学式の日、私は教室に帰るなり、

み「グミナちゃんっっ!ヴェノマニア君、B組にいるってぇぇぇぇぇ!!」

と、叫んでしまった。

グミナちゃんは、一瞬ぽかんとしたあと、みるみる顔が明るくなっていって・・・

ぐ「やったぁぁぁぁぁぁ!未、未来!ありがとう!今からB組行ってくるよっ。」

ほんのり頬をピンクに染めて、廊下を走っていってしまった。

と、思ったら。

――ドゴッ

遠くで鈍い音。

すると、グミナちゃんが明らかにテンションを落として、額をおさえながら戻ってきた。

ぐ「・・・・・お、でこ・・・ぶつけた・・・」

み「ほ、ほらほら、大丈夫大丈夫!冷やせば治るよ!」

保冷剤をグミナちゃんのおでこにあてること10分。

すぐ治ったらしく、グミナちゃんは、もう一度、

ぐ「ヴェノマニアのとこ・・・行ってくる!」

み「いってらっしゃい!頑張って!」

グミナちゃんは、ヴェノマニア君と話したあと、一ヶ月以上も迷ったすえに――告白した。

返事はOKだったようで、一週間たった今でも、

ぐ「♪♪♪♪〜」

超上機嫌だ。最近は一緒に帰っているのだという。

幸せそうだなぁ・・・。

鈴ちゃんも、レン君と仲良くやってるようで、たまにだけど私やグミナちゃんにもレン君とのことを話してくれた。

り「レンはね・・・いつも意地悪で、やんちゃなんだけど・・・たまに、ホントに優しくなるんだよ・・・」

鈴ちゃんはとても嬉しそうに、つぶやくんだ。

私も、クオと一緒に帰ったり、お弁当をたべたりしている。それだけで、とても嬉しい。巡音ルカちゃんという、ピンクの髪が特徴の可愛い女の子とも、よくしゃべったりしていて、友達になれそうだ。

なんでも、神威先生が気になっているだとか・・・うーむ・・・。

―――だから、その時の「幸せ」な私は気がつかなかったんだ。

クオの生活に、「異変」が訪れていたことなんて・・・


*予告?みたいな感じです。→←9、昼休みの雑談



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:kukka , ボカロ , シリアス
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kukka♪(プロフ) - あ!!こっちの更新すっかり忘れてたよっっ・・・。頑張ります(`・ω・´) (2012年12月27日 22時) (レス) id: c89080a6ad (このIDを非表示/違反報告)
@菜那子(プロフ) - 更新がんばって〜。応援してるよ〜。(^-^)/ (2012年12月27日 20時) (レス) id: aedd22c49f (このIDを非表示/違反報告)
あゆむ - がんばってこーしんして!!( ´ ▽ ` )ノ (2012年12月27日 19時) (レス) id: 30b424a2f2 (このIDを非表示/違反報告)
kukka♪(プロフ) - あと、新しくうらないつくってみました〜。そしてさよなら〜(ヾ(´・ω・`)もう行かなきゃ・・・ (2012年12月5日 19時) (レス) id: 18e1701efd (このIDを非表示/違反報告)
八郎の母ちゃん(プロフ) - kukka♪さん» 曲の解釈かぁ・・・・。いいかもねっ!!面白そう(^^♪ (2012年12月5日 19時) (レス) id: 7a1fab28b8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kukka | 作成日時:2012年12月1日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。