罪 ページ4
夏休み最初の登校
8:30
重たい足取りで進路指導室に向かう
ガチャ
『おはようございま〜す』
まだ誰もいなかった。
まっそうか30分も早くきてしまったし校内自販機でジュースでも買いに行こ
カバンから財布とスマホを取りだしちゃんと扉を閉めて2階の進路指導室から1階の自販機まで歩いて行った。
『お!なんじゃこりゃ!おしるこサイダー??不味そうな予感しかしないが…気になる…』
『よし!かっちゃえ!』ピッ ガタンガタン
ふふふ、先に先生にでも毒味させるか
指導室までおしるこサイダーをどう言って自然と先生に飲ませるか考えた。
顔を上げると数メートル先の指導室の扉が半開きになっていた。
あれ?私ちゃんと扉閉めたよな??
もしかして幽霊??学校だしいるはずだよね?1匹くらい…でもこんな朝っぱらから幽霊なんて出るか??
恐る恐る半開きの扉を見てみると
山田二郎だ。
窓から吹き抜ける風が山田の少し伸びた髪を揺らし朝日の光が彼の色違いの瞳をより輝かせた。
『きれい…』ボソッ
先「おい、市埜瀬何してんだよこんなとこに突っ立って」バシッ
『え、いや、なんでも!入るからプリントで叩くな!』
そのまま先生は私を横切って「ちょっと早いが始めるぞ」っと言った
もっと見ていたかったな〜と心のどこかで思いながら少しだけ苦しくなった心臓と赤くなった頬を吹き飛ばすため両手で思いっきし頬を叩いてリセットした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ヒプみくじ
山田一郎
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作者名:のんだくれ | 作成日時:2020年5月19日 2時