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二話 ページ3
「うわ…相手子猫じゃん」
近寄るな、と言わんばかりに傷を隠しながらフーッ！フーッ！と三毛猫を威嚇している小さな黒猫が見ていられなく、三毛猫を追い払う
「大丈夫か…？」
血と連日の雨での泥であまり良くわからないが、その中で目につくオッドアイの…色の違う一対の大きな目
右が金の…左が蒼い、瞳
そして、耳の先だけ白い毛
そっと抱き上げると右の前足を怪我していることに気づいた
「…怖かったよな、あんな大きなのに襲われりゃ」
そっと撫でてやると、にゃー…とか弱く一鳴き
そんな俺と猫を見守っていた亮さんがある事に気づく
「あれ？A？」
その亮さんの声にぴくりと耳を揺らした
続く
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作者名：セツナ | 作成日時：2015年2月8日 2時
