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道成｢でも、今は使われてないんだろ？｣
言葉を聞くとさっきまでの雰囲気から、元のAさんに戻って答えた。
｢うん、今は使ってねぇな。ボロボロだし？｣
そう言って肩を震わせながら笑うAさん。
日和｢でも、なんかご利益ありそう！｣
その言葉を聞いてバッと振り向くと、嬉しそうに笑った。
そして、日和に近づくと手をワキワキさせながら言う。
｢嬉しいこと言うじゃない！撫でてあげよう！｣
日和｢い、いいですよ！って、こっち来ないで下さ〜い!!!｣
日和の言葉にムッとしたのか、言い終わらないうちに日和を追いかけ始めるAさん。
しばらく追いかけっこした後、最終的に日和が捕まり
頭を撫で回され始めた。
日和があんなに顔を真っ赤にさせて照れてたのは
面白かったけど！
その光景を見た後、そっと後ろを振り返ってボロボロなサッカー部室を見る。
日和の言うように確かにご利益に似た何かを感じる。
心の中でこれからの決意を固めてみんなに向かい合った。
稲森｢うん…！よし、なんかやる気出てきた！｣
そう言うとみんなの表情が個々に変わっていく。
不安そうだったり、ワクワクしてたりと色んな表情をした。
稲森｢試合まで一週間！猛特訓して星章学園に勝つんだ！｣
俺の言葉でみんなの表情は決意を固めたように変わった気がした。
これから始まることに不安がない訳じゃない。
辛いことだって、苦しいことだって数えきれないほどあると思う。
でもそれは楽しいことだってたくさんあるって事だと思うんだ！
ここ、雷門中でサッカーを取り戻す！
ここでなら、Aさんとなら！出来る気がするんだ！
俺は自分より遥かに高い真っ青で広大な空を見上げた。
稲森｢(母ちゃん、俺やるよ！サッカーを、取り戻すんだ！)｣
俺は共に戦うメンバーのみんなを見る。
それぞれの話をしながら、楽しく笑いあっているみんな。
その中にAさんの姿は無く、伊那国島のメンバーのみだった。
少し見回すと伊那国島メンバーの輪から少し離れた所で、
俺達を見つめているAさん。
何かを考えているような表情で、少し悲しそうに見えた。
でも次の瞬間には柔らかな笑みを浮かべ、まるで母親のように見守っている目を俺達に向けた。
俺達に向けた優しい眼差しは、何故か分からないけど
とても心地が良く、温かかった。
神門｢……｣
｢!!……あれって…｣
服部｢Aさん？｣
｢あ…、なんでもねぇよ。気にしないでな｣
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂きました！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2021年11月8日 9時) (
レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 雪華さん» またまたコメントありがとうございます！他の作品でもコメント下さった時に言ったやつと、最近はモブサイコ100とか見てますよ！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2019年2月18日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - メープルあんり（＾ω＾）さん» コメントありがとうございます！面白い、がとても嬉しい言葉です｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡旦那はほんとに誰にも教えてないので、これからですよ！ちなみに視点をお願いしたキャラは旦那では無いので、いつかの話を更新する度にドキドキして欲しいです！ (2019年1月11日 8時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 麗音さん» 見てくださって嬉しいです！あの2人の絡みでは、野坂君の違う一面を書きたいな！と思ったので、もちろんたくさん出てもらいますよ！まだまだ展開はたくさん考えてます！お楽しみに！コメントありがとうございました！ (2019年1月11日 7時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春月卯月
| 作成日時：2018年12月16日 23時
