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氷浦が何か言葉を発しただけで悶えるようになってしまったAさん。
未だに震えているAさんに日和が再び質問をする。
日和｢ちょっと待って下さい｣
｢ﾝﾝ…!うん、何？｣
日和の質問に真剣に答えようとしているあたり、
やっぱり根は真面目な人なんだな。
日和｢ということは、一週間後の試合に出場するのは
ここにいるメンバーのみってことですか？｣
それを聞くと悪戯を思いついた時のような顔をして答える。
｢その通り！がんばっ！｣
日和｢えぇ〜？！｣
なんとなく察してた俺達はその叫びに応えずに黙り込んだ。
何も言わない俺達に日和が問いかけてくる。
日和｢あれ？みんな知ってました？あれっあれ？｣
のりか｢うん、なんとなく｣
万作｢流れで｣
岩戸｢でゴス｣
日和｢ええぇ〜!!!｣
その声を聞いたAさんは笑ってから日和の頭を撫でる。
｢まぁまぁ！後一週間で頑張ろーぜ！｣
日和｢な、撫でないで下さいよ！子供じゃないんですから！｣
日和が照れながら手を避けると、特に気にする素振りもなく
Aさんは笑って謝った。
すると急に何かを思い出したのか、小さく声を漏らした。
奥入｢どうしたんですか？｣
｢いや、みんなにぜひとも見せたい所あんの忘れてたなって！
今から行くぞ！｣
そう言って先程よりも速く歩き出した。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
移動すると中庭の様な所に出る。
周りを見渡した後にAさんの姿を探すと、ボロい建物の前で立ち止まっているのを見つけた。
少し遅れて俺達も建物の前で止まる。
稲森｢ここは…｣
のりか｢もしかして、サッカーの部室じゃない？｣
思わず口から零れた言葉をのりかが拾う。
｢そうだよ｣
黙っていたAさんが喋ったことにより、視線はAさんに集まった。
ゆっくり歩いて建物に近づきながら、Aさんは話を続ける。
｢こいつは元は物置でさ、私を合わせて3人で頑張って直したんだ｣
言い終わると歩みを止め、愛おしいものを撫でる様にそっと建物に触れた。
｢ここから始まったんだ。雷門イレブンは………なんか、懐かしいな｣
そう言って振り返ったAさんは俺達を見てから、優しい笑みを浮かべた。
最初に思ったのは｢綺麗｣、この一言だ。
仲間を大事にしている事、サッカーを愛してる事も凄く伝わってくる。
みんなが笑みに驚く中、1人だけ息を飲んだのが分かった。
その1つだけ違った反応の人に目を向けようとした時、道成先輩が沈黙を破った。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂きました！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2021年11月8日 9時) (
レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 雪華さん» またまたコメントありがとうございます！他の作品でもコメント下さった時に言ったやつと、最近はモブサイコ100とか見てますよ！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2019年2月18日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - メープルあんり（＾ω＾）さん» コメントありがとうございます！面白い、がとても嬉しい言葉です｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡旦那はほんとに誰にも教えてないので、これからですよ！ちなみに視点をお願いしたキャラは旦那では無いので、いつかの話を更新する度にドキドキして欲しいです！ (2019年1月11日 8時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
春月卯月(プロフ) - 麗音さん» 見てくださって嬉しいです！あの2人の絡みでは、野坂君の違う一面を書きたいな！と思ったので、もちろんたくさん出てもらいますよ！まだまだ展開はたくさん考えてます！お楽しみに！コメントありがとうございました！ (2019年1月11日 7時) (レス) id: e961db7c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春月卯月
| 作成日時：2018年12月16日 23時
