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吐けど、吐けど、終わらない悪夢を
何度繰り返せば許されるのか
『この人殺し!!!!!』
「っ、はあ」
また夢かと目を覚ます、何も変わらない夜明けが来る
「上條さん、高専着きました。」
「ありがとう、お疲れ様」
「お気をつけて」
各地をめぐってどれだけだったか分からない
気づけばそんな生活にも慣れ
久しぶりに見る懐かしき景色に気が緩んだ
「やっと帰ってきたね、A」
「おはよう、悟」
「待ちくたびれたよ、ほんとに」
「宿儺の器が死 んだって聞いたから
人目会いたかったんだけどね」
俺より遥かに背の高い悟の横を歩く
歩幅が違うけど俺は早歩き気味だから
久しぶりに感じる隣にあるぬくもり
「硝子さん、お久しぶりです」
「ちゃんと寝てるか?酷い顔だな」
「やめてください」
「この子、虎杖悠仁くん」
「死 んだんじゃないんですか?」
「そう、死 んだんだよ1度ね」
遺体として横になっていたであろう台の上に座ってる
「初めまして虎杖悠仁くん
俺は、上條A 先生たちの一個下の後輩です」
「初めまして!!!てか先生言ってよ!!
俺フルチンじゃん!!!!!」
「いやー、ごめんごめん笑笑
思春期のフルチンは駄目だったね」
「で、俺はなんで急遽呼ばれたんですか?」
任務が立て続けで入っている中
上からの通達で帰ってきた
「一旦はこのまま死 んだことにしとくから
その間に色々教えてあげて欲しい」
「はあ、一旦はって?」
「交流会で復活させる、サプラーイズ!ってね」
「俺は関わってないことにしてくださいね、困ります」
「ええー、俺と一緒に怒られようよ」
「あんたまじ人として終わってますね」
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作者名:とむか | 作成日時:2024年3月15日 18時