【NARUTO】なんてったって奇跡の天才ですから。に (ページ5)

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視点：ナルト

｢ナルト！と、ついでにA。｣

じいちゃんがいきなり俺とAの名前を呼んだ。

｢お前達には任務がどういうものか、説明しておく必要があるな。｣

どういうものか、って...そんなのもう知ってるってばよ！

...テキトーに聞き流しとくか。

｢いいか！里には毎日依頼が舞い込んでくる。子守りから暗殺まで。
依頼リストには多種多様な依頼が記されておって...｣

｢昨日の昼は豚骨だったから...今日は味噌だな。｣

あ、でも醤油もありだな。

うーん...どうすっかなぁ...。

俺が今日の昼飯、いや、昼ラーメンの事について考えていると急にじいちゃんが｢聞けぇえ！！｣って怒鳴り出した。

耳がキーンっと鳴ったってばよ。

「あーあ！そうやってじいちゃんはいつも説教ばっかりだ。｣

説教ばっかで、ちっとも俺の事を見る目が変わってねぇってばよ。

ずっと、イタズラ小僧だと思ってるのがバレバレだってばよ！

｢オレってばもう...いつまでもじいちゃんが思ってるようなイタズラ小僧じゃねェんだぞ！」

そう言って、俺はじいちゃん達に背中を向けた。

すっげー任務くれるまでぜーったいそっち向いてやんねーってばよ！ふんっ！！

「分かった。お前がそこまで言うならまたCランクの任務をやってもらう。……ある人物の護衛任務だ。｣

...！

じいちゃんが、折れた！初めて俺のお願い聞いてくれたってばよ！！

なんだか、じいちゃんに認められたような感じがして、くすぐったかった。