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視点：A
｢あぁ！私の可愛いトラちゃん！死ぬほど心配したのよぉ〜！｣
ふくよかな女性が“トラ”と呼ばれた猫をキツく抱きしめる。
トラは心底嫌そうに鳴いていた。
贅沢な猫だ、自分の事を好いてくれる人間がいるだけ有難いと思うことだな！全く！
｢カカシ隊第七班の次の任務は老中様のぼっちゃんの子守りに、隣町までのおつかい、芋掘りの手伝いか…」
火影君はズラズラとDランク任務を読み上げる。
まるで呪文宛らだ。
Dランクか...この私にかかればおちゃのこさいさいなんだけどね。
そろそろ飽きてきたぞ、Dランク任務。
「ダメー！そんなのノーサンキュー！！俺ってばもっとこうスゲェー任務がやりてーの！他のにしてぇ！！」
そろそろナルトが駄々を捏ね始める頃だと思っていたよ。
かくいう私も、Dランク任務はもう懲り懲りだ。
「バカヤロー！！お前らはまだぺーぺーの新米だろーが！誰でも初めは簡単な任務から場数を踏んで繰り上がってくんだ！」
なんだかイルカ君のお説教が、懐かしい。
たまにはイルカ君のお説教も悪くないね。
“たまには”だからね、そんな頻繁にはいらないぞ。
「だってだって！この前からずっとショボイ任務ばっかじゃん！」
｢それには、私も共感するね。確かに、天才児にかかればあんな任務、赤子の手を捻るより簡単だ。｣
もっとすごい任務がやりたい！ナルトは地団駄を踏んで火影君にせがんだ。
｢いい加減にしとけ、こら！｣
はたけ君はナルトの旋毛目掛けて拳を落とした。
お前は失敗してたでしょうが、そう言ってまた私の頭を弱く殴ったはたけ君。
だからね、頭を殴るのはやめておくれ？！
私がバカになったら君は責任を取ってくれるのかい？！
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日向 - 凄く面白かったです！夢主が顔を真っ赤してカカシ先生が期待する所がもの凄く良かったです。 (2022年1月26日 17時) (
レス) @page22 id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平和ボケマンボウ | 作成日時：2021年2月26日 17時
