【NARUTO】なんてったって奇跡の天才児ですから。

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視点：A

｢イルカ先生！！よりによって優秀なこのオレが！何でこいつと同じ班なんだってばよ！！｣

ナルトは大魔王うちは君を指さし、大きな声で抗議した。

何がそんなに気に食わないのか...。

スカしている所か？

スカしている所は彼の個性だろう！

｢......サスケは卒業生28名中一番の成績で卒業。ナルト...お前はドベ！
いいか！班の力を均等にするとしぜーんとこうなるんだよ。｣

えちょっと待って、1番の成績って...。

大魔王うちは君なの？

え、私じゃないの？

｢ちょっと待ってよ！1番の成績は私じゃないの？！イルカ君一体全体どういう事だい？！｣

異議あり！と手を垂直に挙げナルトに続いて抗議する。

｢あのなぁ...珍回答の名人が1番なわけないだろ！演習だってサスケに負けてただろ！｣

な、なんの事だかAちゃん分からないなぁ...？

｢ま、負けてないよ？勝たせてやっただけさ！｣

苦し紛れの言い訳を述べてみたが、あまり効果はなかったようだ。

ちくしょう...。

｢フン...せいぜい俺の足引っ張ってくれるなよ、ドベ！｣

嗚呼、今ならナルトの気持ちが分かるってばよ...。

フン、と鼻を鳴らす彼の顔は酷く憎たらしく見えた。

｢なんだとコラァ！！！｣

｢いい加減にしなさいよナルト！！｣

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