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弐拾参話:同じ物 ページ23

「やー諸君、おはよう!」

カカシ先生が来たのはあれからおよそ二時間ほど経った頃だった。

おっそーい!!とナルトとサクラはそれはそれはとても怒っていた。

Aも文句を言いたかったが、言える(たち)ではなかったので黙り痩けている。

「よし!十二時セットOK!」

Aはカカシ先生の手の下にある物、目覚まし時計を見て目を見開いた。

「うわ!同じ目覚まし時計使ってる...もう恥ずかしくて使えないよ。」

「何でだよ。」

Aは人と同じ物を持っているという事に羞恥心を感じる人間なのだろう。

たまにいる、そういう人。

「...ここに鈴が三つある。これを俺から昼までに奪い取る事が課題だ!」

カカシ先生は先程のAの発言をまるでなかったかのように話を進めた。

Aをいちいち相手にしていたら日が暮れるだろう。

弐拾肆話:緊張感→←弐拾弐話:ツイてない



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作者名:平和ボケマンボウ | 作成日時:2021年1月3日 0時

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