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弐拾壱話:朝食なくて... ページ21

「卒業試験は下忍になる可能性がある者を選抜するだけ。」

衝撃の事実だ。ここ最近で一番驚いたと言っても過言ではないだろう。

「とにかく明日は演習場でお前らの合否を判断する、忍び道具一式持ってこい。それと、朝飯は抜いてこい。」

...吐くぞ!と軽めに脅される一同。

「嘘...朝食なくてちょーショック.....ふふっ。」

「自分で言っといて自分で笑うなよ...。」

我ながらよく思いついたなと自分を褒めたくるA。

やはりアホである。限りなくアホである。

「詳しい事はプリントに書いといたから明日遅れてこないよーに!」

そう言うアンタが遅れてくるパターンだったら許さんからなという意味も込めて軽く睨みつける。

「吐くって!?そんなにキツいの!?」

「...間違えて朝食食べちゃったらどうしよう。」

「......そん時はそん時だ。」

諦めろ、という顔をされた。

絶対忘れないでおこう!と心の中で決意する。

心配すべき所は朝食だけではないと思う。

弐拾弐話:ツイてない→←弐拾話:超難関試験



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作者名:平和ボケマンボウ | 作成日時:2021年1月3日 0時

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