【NARUTO】あたらぬ光を待ち続け。 (ページ12)

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拾弐話：遅刻ページ12

｢ナルト！じっとしときなさいよ！｣

キョロキョロと落ち着きのないナルトにサクラが叱る。

｢何でオレ達七班の先生だけこんだけ来んのが遅せーんだってばよォ！
ほかの班は皆新しい先生とどっか行っちまったし、イルカ先生も帰っちまうし！｣

｢確かに...俺達かれこれ一時間近く待った気がする。｣

いくら何でも遅すぎる...とAもナルトに共感した。

｢ちょっと！何やってんのよナルト！！｣

ナルトは椅子に登りチョークの粉で真っ白になった黒板消しをドアに挟める。

｢遅刻してくる奴が悪ぃんだってばよ！｣

ぴょんと椅子から降り、ニシシと楽しそうに彼は笑った。

｢ったくもー私知らないからね！｣

｢フン、上忍がそんなベタなブービートラップに引っかかるかよ。｣

引っかかるとしたらあのアホ面だけだろうな...とサスケは直感で感じとった。

恐らくAの事だろう。

大当たりだよサスケこの野郎。