秘密の関係〜衣更真緒〜2

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あなた「大丈夫だよ。私が千秋先輩をそういう目で見れないっていうのは前に言ってあるし、千秋先輩もわかってくれてるはずだから。」

真緒「…ほんとに？」

あなた「うん。」

真緒「…そっか。うん、わかった。じゃあ、今日のヒーローショウが終わったあと、俺は先に帰ってるな。」

あなた「うん。わかった。」

ケーキ屋さんで5個ケーキを買って、さっきの公園に戻るともう始まってしまっていた。

真緒「あちゃー…始まっちゃったか…」

あなた「あ、でも今始まったばっかっぽいよ！」

ステージの上では、兄弟設定なのだろうか、千秋先輩とてっちゃんが遊んでいた。

たまに客席に降りたりして、公園でみんなで遊んでいるという設定らしい。

そこに、翠くんが扮しているのかやけに大きいマントをかぶった人が出てきた。

あなた「悪役だけクオリティ低くない…？」

千秋「敵だ！みんな、逃げろ！」

千秋先輩がそう叫ぶと、千秋先輩とてっちゃんがステージの上に飛び乗った。

千秋「集まれ！流星隊！」

千秋先輩が叫ぶと、今度は端から奏汰先輩と忍くんが走り寄ってきた。

でも、やっぱり翠くんがいないからか、バランスが悪い。

真緒「やっぱり5人で全部回すってなると難しいよな…」

鉄虎『隊長！グリーンが居ないっす！』

みんな、なんだかんだ言ってヒーローショウが楽しいのかな？

翠くんはわからないけど、てっちゃんと忍くんは楽しそう。

千秋『なんだと！？…なんだいるじゃないか。ブラック、連れてこい！』

鉄虎『押忍！』

千秋先輩はてっちゃんになにか耳打ちするとてっちゃんはステージを飛び降りた。

あぁ、客席の子をグリーンに見立てるのね…

するとてっちゃんがこちらに向かって走ってくるのがわかった。

鉄虎『グリーン！何やってるんすか！早くしないと、この街が潰れちゃうっす！』

そう言っててっちゃんが掴んだのは…私の手。

あなた「えぇ？」

なんで！？真緒くんのほうが男の子だしいいじゃない！

…なんて言えるわけもなく。

だって私プロデューサーだし、てっちゃんが泣きそうな顔して私のこと、見てくるし。

だとしても、女子がグリーンってどうなの？？

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