秘密の関係〜衣更真緒〜2

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流星隊のみんながリハーサルに行った後、再び私と真緒くんは二人になった。

あなた｢･･･ねぇ、私と千秋先輩をあわせちゃダメって、どういうこと？｣

真緒｢まぁ･･･いろいろあったんだよ。あ、でも、部長はもう気にしてないみたいだから、大丈夫なんだけど、やっぱ、俺といる時に部長に会うと、俺が気まずくなるっていうか･･･｣

あなた｢どういうこと？私が関係してるの？｣

真緒｢関係してないわけじゃないけど･･･これは、俺と部長の問題だから。｣

あなた｢･･･わかった。｣

きっと、これ以上聞いても真緒くんは教えてくれない。

いつか、話してくれると信じて待つしかない。

あなた｢･･･｣

真緒｢･･･｣

お互いがシーンとなる。

聞こえるのは、千秋先輩が指示を出す声や、なにか始まるのかと楽しみにしている子供たちの声だけ。

真緒｢･･･なぁ、やっぱり、話してもいいか？｣

あなた｢え？｣

真緒｢俺と部長のこと。｣

あなた｢･･･うん。｣

真緒｢部長な、Aの事が好きだったんだって。｣

あなた｢好き？千秋先輩が？私だって千秋先輩は好きだよ。｣

真緒｢そうじゃないんだよ。俺がAを好きなのと同じ感情で、部長も、Aが好きなんだ。恋してるんだよ。｣

恋？千秋先輩が、私に？

真緒｢部長がAのこと好きだっていうのは、結構前から感づいてたんだけど、対峙したのはあの時が初めてだった。あの時、Aが走ってったあと･･･部長に怒られて。それで、Aの気持ちに気づいて生徒会に入るように提案したんだけど。｣

そんなことがあったんだ･･･

真緒｢それで、部長とちょっと気まずくなって、合わせちゃダメって言ったっていう、あれなんだけど･･･｣

あなた｢･･･｣

真緒｢言わなくてごめん。でも、Aは優しいから、このことを知ったら、自分を責めちゃうと思ったから･･･なんて、いいわけだよな。結局は、Aを恋愛的に好きになっていいのは俺だけって思ってただけなんだ･･･｣

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