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2. ページ10

それから試合が何日も続いた。
思っていたよりも誠凛高校は勝ち進み、予選の決勝リーグまで行った。
これはこれで予想外。それなりの力があったと認めざるをえない。

次の試合相手は霧崎第一高校らしい。
確か結構やるチームだとは聞いているけどどこまで食らいつくか。
相も変わらず私はずっとスタンドで、のけ者なんだけどね。

「それにしてもどんなチームなんだろ。そういや試合見てないな...」

完全に他のチームの試合を見ていなかった。
まあ、ろくに自分のチームの試合も見てないし当然なんだけど。
ここでマネージャーらしく、なんていってもガラじゃないし。
大人しくまたスタンドから見ることにした。

高らかに審判のホイッスルがなり試合が始まった。
毎回思うけど、やっぱ木吉の実力は凄い。パワーもパスもどちらも。
木吉がゴール下にいながら司令塔として動く。他のメンツがガンガン攻めていく。
役割がはっきりしているし、チームプレー。
あの監督もやっぱ中々やるな。

強いといわれている霧崎第一相手に押せ押せなムード。
点差を見ても誠凛が優勢だ。

「こりゃまた勝つのかな。」

そう思った私は席を立った。しかしそこから動くことが出来なかった。
だって霧崎第一に見覚えのある顔が居たから。
見間違いかも知れないと一度は目を疑った。
でもあの眉は確実にあいつだ。真だ。

まさか霧崎第一にいるとは...
私は再度席に着いた。真が出てくるだろうと思い。
またそれにより何か波乱が起こるだろうと思ったから。

3.→←3章 試合



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設定タグ:黒子のバスケ , 霧崎第一 , 誠凛高校   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:煌夜 | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年4月3日 15時

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