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2. ページ34
「で?あんた達はこの時間まで残って何してたの。」
普段ならこいつらは既に帰っているはずだ。
それなのにまだいるなんて、少々気味が悪い。
「これをみてたんだよ。」
「何これ...。」
手渡されたものをまじまじと見る。
案外量があり一つ一つをさっと確認すると、それはキセキの世代に関するものだった。
帝光時代のものもあれば、高校に入ってからの記録もある。
「でも、何でこんなに?」
「お前が必要になるって言うだろうからって。花宮が。」
「おいヤマ。余計なこと言ってんじゃねえ。」
真が...。
つい可笑しくてくすりと笑ってしまう。
「おい、何笑ってんだ。」
「いやついつい。真がそこまでするなんて思ってなかったからさ。」
人使いが荒いけど。
何ていう文句はひとまず置いておこう。
今はこれを全てみて、キセキを潰す為の作戦を練るしかない。
楽しみ。遂に始めることができる。
皆がいれば無謀じゃない。その思いが私の活力になる。
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