今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:22,981 hit
小|中|大
3. ページ29
「秀徳が負けた!?」
「るっせえ、声でけえよ!」
ザキに言われると言うことは相当だろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。
あれから、何試合かあった後の結果を見たところ、誠凛が勝ち進んでいた。
「...予想外。あんな展開からどうやってひっくり返したわけ?」
「多分だが、あのスーパールーキーコンビが一番の要因だろうな。」
スーパールーキー。
あの有望株君とちっこいののか。
まあ、そうでないと他に何かあったとは考えにくい。
ここまでになってくると、本格的に情報を集めに行かなければならない気がする。
まずは誠凛。余裕があれば、他のところにも。
「よし、真。今日中にでも私行ってくる。」
「は?どこに。」
「誠凛。あわよくば、木吉のところにも。」
木吉のところに行くのは、ただの興味もあるんだけど。
怪我の調子も一応気にはなっているし。
「てな訳だから。今日はここで抜けるわ。」
「ふはっ、しっかりと解剖してこいよ。」
「あいよーっと。」
そうと決まれば私は駆け足で誠凛へと向かう。
少しの期待と不安を交えつつも。
いつものように、にやりと上がる口角を押さえつつ私は走っていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
43人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ