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3. ページ29

「秀徳が負けた!?」
「るっせえ、声でけえよ!」

ザキに言われると言うことは相当だろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。
あれから、何試合かあった後の結果を見たところ、誠凛が勝ち進んでいた。

「...予想外。あんな展開からどうやってひっくり返したわけ?」
「多分だが、あのスーパールーキーコンビが一番の要因だろうな。」

スーパールーキー。
あの有望株君とちっこいののか。
まあ、そうでないと他に何かあったとは考えにくい。

ここまでになってくると、本格的に情報を集めに行かなければならない気がする。
まずは誠凛。余裕があれば、他のところにも。

「よし、真。今日中にでも私行ってくる。」
「は?どこに。」
「誠凛。あわよくば、木吉のところにも。」

木吉のところに行くのは、ただの興味もあるんだけど。
怪我の調子も一応気にはなっているし。

「てな訳だから。今日はここで抜けるわ。」
「ふはっ、しっかりと解剖してこいよ。」
「あいよーっと。」

そうと決まれば私は駆け足で誠凛へと向かう。
少しの期待と不安を交えつつも。

いつものように、にやりと上がる口角を押さえつつ私は走っていった。

9章 再会→←2.



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設定タグ:黒子のバスケ , 霧崎第一 , 誠凛高校   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:煌夜 | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年4月3日 15時

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